シンデレラガール

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剛典……怒ってないの！？酔っていたとはいえ
私……最悪な事してしまったのに。


「 剛……典……。ごめんね。迷惑かけて 」


「何が迷惑！？」


「こんな寒空の下待ってるなんて……俺帰って来なかったら、入院だぞ！ 」


「………。」


「 臣さんとの事は熱が下がってから聞くから！とにかく熱下げて元気になれ！ 」


臣さんの事は後から……そう言われたらホッとして力が抜けた。
ホッとしてる自分に罪悪感だけが残った。


登坂さん。やっぱり私は、剛典の事が好きです。貴方には何も出来ません。


「 スポーツドリンク飲む！？ 」


「 うーん、まだ飲めそうにないからいいや……ありがとう。 」


「大丈夫か！？少しでも飲んだ方が……。」



「 う……ん。でも……



返事を返そうとすると剛典はペットボトルに口をつけスポーツドリンクを口に含むと私の口を塞いで口の中にスポーツドリンクを流し込んだ。


喉が痛いから少ししか通らない……口から溢れてしまったスポーツドリンクが流れて服が濡れて艶かしい私……。
剛典は狙ってたかの様に私のスエットを脱がして私の上に跨ってきた。


「 ちょ…剛……典……ダメだよ！ 風邪うつしちゃうから……ん……ッ


「 俺にうつせば少しは楽になるだろ！？ 」



「ば………か。本当に伝染ったら………剛典が……苦しくなるんだよ？ 」



「 そんなの分からないじゃん？シてみなきゃ。
じゃAいただきまーーす。 」


「 ……えっ！？ ちょ……剛……典……



その夜は、本当に優しく抱かれた。
次の日、案の定…剛典は喉が痛いって言いながら出て行った。


熱が下がったのが3日後……。インフルエンザだったみたいで、剛典は忙しすぎてインフルエンザにならなかったみたいだけど……。
本当……私の彼って無茶ばっかするんだから。

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