シンデレラガール

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あぁ〜私何してんだろ？
バカバカ自分から会わない方法とっておいて……。

会いたいから剛典の部屋の前まで来てしまった。


分かってる忙しいのは……でも、少しくらいなら一瞬でもいいから剛典の姿をみたい。
ストーカーみたいな行動してる。


これじゃぁ……通報されちゃうよな。
今日に限って合い鍵忘れてきちゃたし…。

「 剛典……早く帰ってこーい。 」


「 帰って来たよ！？A何してんの？ 」



「 えっと……合い鍵忘れちゃいまして/// 」



「 何時から待ってるの？さっき、管理人さんからTELあって……女の人がずっと部屋の前で待ってるって！ 」


「 私……やっぱり不審者扱いされちゃってたんだ(笑) 」



「 A仕事って嘘だろ？なんかあった？ 」



「 ………。 」



「 こんなとこで話すのも、また不審者扱いされるから……部屋入って……。 」


「 今日は、会えたから帰る。 」



「 ちょ……待てって今日は帰らなくてもいいはずだよね？泊まれば？ 」


「 ごめん。声聞きたかっただけなの……帰るね。 」


本当は、このまま居たい。愛されたい！私の過ちでこうなったんだから……。


「 なんで？そんな避けるの！？ 」



「避けてなんかないよ！」


剛典に掴まれた手首が熱くなった。このまま居たい。貴方に愛されたい。
でも、私は最低最悪な女なの。魔法が解けたシンデレラなの。


「 離したくない。 」



剛典に引っ張られて玄関の中へ誘導される私。
壁に押されて、剛典の顔が近づいてきた。
後頭部に回った大きな手が私を離してくれない。


剛典……。
大好き！
剛典からの甘いKISSを受け床に座り込んでしまった。


「 立てる？ 」



「 う………ん……。 」


二人の間に邪魔する時間はもうない。人だってい・な・い・！？
甘い夜の始まり……。

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