シンデレラガール

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「はい。ホットミルク！！俺、牛乳好きだから……ホットミルクしかないんだよね。気分落ち着くと思うから……。」


「ありがとうございます。」


甘くてホッとする味。懐かしい味……。


「 この状況から見ると……逃げて来た？ 」


「 自分の家から……逃げて来ました。あの家に仕事場の社長がいて……無理矢理……抱かれるんです。家、お父さんが亡くなって借金が出来て…
母が働いても払える額じゃなくて……。そんな時に出会ったのが今のモデル事務所の社長でした。『借金を返してやるから俺の女になれ』と言われて、死ぬよりマシだと思って社長の愛人になりました。 それから…… 」


「そんな事が……。 話してくれてありがとう。
岩ちゃんにはまだ言ってないんだね！？ 」


「 は………い 。何時か知られてしまうなら今日言った方が……と思って逃げて来ました。 」



守ってあげないと。
岩ちゃんがライバルでもいい……俺、彼女を守ってやりたい。


思わず彼女を抱きしめ彼女の唇を塞いでしまった。



「………い………や……。 何するんですか？ 」


胸板を押されて、離れた彼女。
困惑してて口を両手で覆っていた。


「 ごめん。 俺、初めてキミに会った日からキミの事好きになった。 」


「 困ります。 」


「分かってる！でも、好きでいる事は自由だから好きでいさせてほしい。 」


俺の気持ち知っててほしい。
もし、岩ちゃんと喧嘩したらより所でもいいから俺の所へ来てくれればいいから。

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