ヒロアカ世界に行く、ウサミミ美少女ヒロアカ (ページ5)

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3話　〜私の個性〜ページ5

「えぇ〜、シアさんの『個性』は、『占術師』ですね。」
「『占術師』？なんですか、それは。」

根津が首を傾げて、そう聞く。

医者は、説明し始めた。

「えぇ〜、『占術師』というのは、未来を見ることのできる、予知の個性です。

また、危機的状況になると、自動的に発動されます。」
「なるほど！」

ウンウン！と頷く根津。

シアは、心の中で、スキルと一緒ですぅ！
と喜んでいた。

まぁ、ウサミミがウサウサ、ウサシッポがフリフリしてるのでバレているが。

そして、それを見た、医師と根津、看護師に微笑ましいものを見る様な目で見られて、顔が赤くなるシア。

ネズミもとい、根津は、喜んだ表情で言った。

「なる程！そうなのか！
ヒーロー向きの個性では無いけれど、凡庸性の高い個性だね！」
『ヒーロー？』

シアの語尾にハテナがついているのに気が付かず、根津は意気揚々と話し始めた。

「あぁ、そうさ！！
シアには言っていなかったけど、実は、お父さんは、雄英というヒーロー育成学校の校長なのさ！！」
『へぇ〜…』

シア、1ミクロンも興味なし。

「ハハッ、シアもどうかな？
ヒーローになると、目立てるし、お金もガッポリだよ！」
『目立てる？』

シアは、目立てる、と聞いて、その言葉をオウム返しした。
目立てば、ハジメさんに見つかりやすくなる。
そして、元の世界に帰ってイチャイチャラブラブチュッチュ。

シアの顔に、ニンマリとした笑みが浮かぶ。

偶然、医師と根津は気が付かなかったが…

シアのあの笑顔を見て、ハジメを知るものなら、こう言うだろう。
「魔王にそっくりじゃん…」
と。