告ぐ。

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「…めめ？いるの？開けるよ、」















突然開けても、ノックしても、

怖がらせてしまうのはわかってる。






だからとりあえず声だけかけて扉を開いた。
















「…めめ、……」













案の定、扉を開くとびくっと肩を震わせて

ただでさえ小さくなっている体を更に小さく丸めた。



















mm「っ、…ごめんなさい、ごめんなさいっ、…はぁっ、」







「めめ、よく見て。岩本だよ」













声をかけても、首をふるふると振って

ごめんなさい、って何度も謝るだけ。


















fk「……ただいま、…どうしたの、」


















どうしようかな、ってとりあえず押入れの前にしゃがんでたら

ふっかも帰ってきたらしくて一緒に隣にしゃがむ。


















fk「めめ〜、照とふっかさんだよ。わかる？

押し入れ怖くなぁい？

ちょっとお外出てみる？」












mm「っ、…いや、っだ、……はぁっ、

…ごめっ、なさいっ、…ゆる、して、くださいっ、」


















お外出てみる？ってふっかが言った瞬間、

またひとつパニックが大きくなったみたいになって。
















押し入れだけが安全な場所だったんだ、って察した。



















閉じ込められていたけれど、

唯一暴力を振るわれなくて済む

めめにとって少しだけ気が休まる場所だったんだ。

・→←安心できる場所。

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