助け合い。 ページ31
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・喘息
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mm.
最近になって喘息を発症した俺。
幼少期になりやすいって言うけど、
俺は大人になってから発症する成人喘息ってやつ。
初めて症状が出たのはダンスレッスンのとき。
なんか胸の辺りが変だな〜、って思いながら
レッスンをこなしてたら急に咳が出始めて、息が吸えなくなった。
喉がひゅーひゅー鳴るし、何よりほんと息苦しくて。
やばい、って焦れば焦るほど酸素は入ってこなくて
パニックな俺を助けてくれたのはしょっぴーだった。
nb「大丈夫大丈夫、ゆっくり息吸って、」
「はぁっ、けほっ、…ん、…げほっ、けほっ、ひゅ、」
nb「ちょっと頑張るよ、…はい、吸って」
しょっぴーに何かを咥えさせられて、
言われた通り息を吸えば何かが口の中に入ってきて。
背中をさすってもらっていたらだんだんと楽になった。
どっと疲れがきてぐだっと床に倒れ込んだ俺を支えて、
よく頑張ったじゃん、って褒めてくれて。
その後に一緒に病院に着いてきてくれたのもしょっぴーだった。
まあしょっぴーの薬を俺が使っちゃったから
しょっぴーの薬をもらいに行くのも兼ねてたんだけどね。
これが初めて発作を起こしたときの一部始終なんだけど、
それ以来一度も発作は起きてない。
でも今日はなんか、胸の辺りがモヤモヤして。
あの時と同じ感覚。
予防用の薬は飲んでるのに、変な感じ。
「………寝よ、」
寝たら忘れるかも、ってとりあえず布団に入った。
なかなかモヤモヤは消えないけど、
疲れてたのもあって俺は意識を手放した。
そして、夜中1時くらい。
ふと目が覚めて考える間もなく苦しくなった。
「けほっ、！…はぁっ、げほっ、…ひゅ、」
喘息だ、って気づくのに時間はかからなかった。
まだ2回目だし慣れてなくて、
1人の時に発作を起こしたのも初めてな俺はパニック。
どうにかしなきゃ、って思うのに
苦しい呼吸のせいで頭は回らなくて。
ただ、あの時みたいにしょっぴーがいてくれたら…って思うだけ。
でもこんな夜中に頼れない、ってそんなところばかり冷静で。
「けほっけほ、…んっ、……はぁっ、ひゅ、…はぁっはあっ」
もうどうしていいのか分からなくなって、
自分の不甲斐なさに泣けてきて。
「はぁっ、けほっ、…っく、ん…ひゅ、」
発作の中に嗚咽が混ざるのを感じながら、
スマホに手を伸ばした。
ごめんなさい、って何度も心の中で謝りながら
滲む視界でしょっぴーの名前を探した。
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しなもん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています。パスワード保護の付いてる作品が読みたいのですがパスワードを教えていただくことは可能でしょうか？🙇 (5月9日 0時) (
レス) id: 8bf628fa8e (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 船酔いのお話お願いします🙇🏻🙏🏻書きにくそうだったらぜんぜん大丈夫です！！ (5月6日 4時) (レス) id: 94b4ff295e (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - かわちいめめくん🥰 (5月6日 2時) (レス) @page35 id: a68e6058a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - どんなに体調悪くても仕事を優先する目黒くんのことが心配な康二くんと、いい争いになってしまい結局争ってる最中に立ちくらみを起こして、結局は看病されるお話をお願いします (4月22日 0時) (レス) id: 8e6e4b92e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - なぬ、好みすぎます！！ (4月9日 19時) (レス) @page30 id: b80339950c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろま | 作成日時：2023年12月27日 22時
