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「お粥にする？それともうどんがいい？」
そう言っても目黒はどっちがいいとも言わなくて。
mm「…だてさん、おれ、…りんごとかがいい、…だめ？」
「んーん。ダメじゃないよ、じゃありんごにしようか。
皮剥いてくるね、ほか何か食べる？」
mm「んん、…いらない、」
りんごも少しでいい、ってうるうるの目で言われるから
いつもの目黒が見たいな、なんて。
「はい、りんごね。食べられる？」
mm「…たべる、」
起き上がって、体の向きを変えてソファを背もたれにして。
冷えピタを貼って目も水分たっぷりで、明らかに病人。
そんな目黒にりんごを渡して、
俺は背中から毛布をかけてゆっくりさする。
mm「…いただきます、」
「どうぞ〜」
小さくカットしたりんごをゆっくりと食べるのを見ながら、
頬や首筋に手を伸ばして体温を確認。
「なかなか熱下がらないね、」
mm「なんか、…すわってるのに、ふわふわしてる、」
感覚が変、ってまた舌足らずな言葉で教えてくれて。
座ってるだけでもしんどいんだろうな。
それから少ししてしんどくなったのか、
もういらない、って完食しきれなかったりんごを俺に渡して
すぐに布団の中に潜り込んでしまった。
mm「ふぅ〜……きつ、」
「…きついね、」
目にかかってる前髪をそっと流して、
食器を片付けようと立ち上がると
自分の服が目黒に引っ張られていて。
「ん？どうした？」
mm「…あしたは、だてさんの、うどんたべたい、
だから、すこしは、なおす、」
なんて可愛い言葉。
煮込みうどんがいい、って細かいリクエストまで。
そこまで考えられる元気はどこにあるんだ、と思いつつ
やっぱり嬉しくて。
「うん、とびきり美味しいの作るから。
ちゃんと食べてよ？」
mm「…んふ、……たべる、たのしみ、」
「じゃあ早く治してください？笑」
まずはこの高すぎる熱を下げること、って言ったら
ほんとそれ、って笑ってる目黒。
こうやって元気にも見える瞬間もあるけど、
基本的にはしんどそうで。
早く楽にしてやりたいって思うから。
ご飯くらいでしか支えてあげられないからさ、
俺のご飯食べれるくらいまでには早く回復してほしいな。
end.
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しなもん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています。パスワード保護の付いてる作品が読みたいのですがパスワードを教えていただくことは可能でしょうか？🙇 (5月9日 0時) (
レス) id: 8bf628fa8e (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 船酔いのお話お願いします🙇🏻🙏🏻書きにくそうだったらぜんぜん大丈夫です！！ (5月6日 4時) (レス) id: 94b4ff295e (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - かわちいめめくん🥰 (5月6日 2時) (レス) @page35 id: a68e6058a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - どんなに体調悪くても仕事を優先する目黒くんのことが心配な康二くんと、いい争いになってしまい結局争ってる最中に立ちくらみを起こして、結局は看病されるお話をお願いします (4月22日 0時) (レス) id: 8e6e4b92e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - なぬ、好みすぎます！！ (4月9日 19時) (レス) @page30 id: b80339950c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろま | 作成日時：2023年12月27日 22時
