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「めめ、とりあえず水飲める？」
mm「……むり、」
「無理かもだけど、飲まないとやばいから、」
首の下から手を入れて上手く飲み込めるように起こして
水を飲ませるけど、飲み込んでくれなくて
口からそのまま水が戻ってくる。
おかげで一応、って下に敷いてたタオルはびちょびちょ。
「ほんとに無理か、」
とりあえずまたベッドに戻して、頭を撫でると
やっぱり尋常じゃない熱してて。
ちらっと時計に目をやればまだ21時。
スマホで夜間診療やってるところを調べたら結構あって。
とりあえずいるものを詰め込んで、めめの肩を揺する。
「めめ、病院行こ。歩ける？」
水飲めない奴に鬼畜な気がするけど、とりあえず聞いてみる。
分かってるのか分かってないのか、
ふわふわしたままのめめは立ちあがろうとしてやっぱり崩れ落ちた。
「ん、ごめん。抱えるよ」
お姫様抱っこにすると横に長すぎるし、
今のめめがちゃんと背中に乗ってくれる気もしなくて
抱っこの形で持ち上げて、車に乗せた。
病院に着いて、点滴をされてる間も
ほんと意識朦朧って感じだっためめ。
何度か目を開けるからその度にいろいろ話しかけても、
んー、とかしか返ってこなくて。
点滴終わってもまだ全然しんどそうだから
また抱っこして車に乗せて家に戻った。
病院から帰ってきてベッドに寝かせて2時間くらい。
自分で体を起こしためめ。
「あ、おはよ。どう？ちょっと楽になった？」
mm「……いわもとくん、…ん、ちょっとらく、」
なんで？って聞くから
病院行ったんだよ、って言ったらめっちゃ驚いてた。
mm「え、いつ行ったの、…おれ、おきてた、？」
「ん〜、寝たり起きたり。
しんどそうだったし、覚えてなくても仕方ないんじゃね？」
mm「ん〜、…てか、いわもとくん本当にきてくれたんだね、」
「あ、電話したこと覚えてたんだ」
mm「…じゃっかん、笑」
康二に電話して出なかったとこまではちゃんと覚えてるけど、
そのあとは本当に曖昧、って笑ってて
点滴効果だろうけど回復してるのが目に見えて少し安心した。
mm「こうじじゃ、おれのこと運べなかっただろうし…
そう考えると、いわもとくんでよかったかも、笑」
「じゃあ間違い電話じゃなかったな、笑」
mm「ん、…ありがと、」
俺に頭を撫でられて気持ちよさそうなめめが、
少し……いや、だいぶ可愛かった。
end.
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しなもん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています。パスワード保護の付いてる作品が読みたいのですがパスワードを教えていただくことは可能でしょうか？🙇 (5月9日 0時) (
レス) id: 8bf628fa8e (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 船酔いのお話お願いします🙇🏻🙏🏻書きにくそうだったらぜんぜん大丈夫です！！ (5月6日 4時) (レス) id: 94b4ff295e (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - かわちいめめくん🥰 (5月6日 2時) (レス) @page35 id: a68e6058a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - どんなに体調悪くても仕事を優先する目黒くんのことが心配な康二くんと、いい争いになってしまい結局争ってる最中に立ちくらみを起こして、結局は看病されるお話をお願いします (4月22日 0時) (レス) id: 8e6e4b92e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - なぬ、好みすぎます！！ (4月9日 19時) (レス) @page30 id: b80339950c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろま | 作成日時：2023年12月27日 22時
