間違い電話。 ページ15
.
・高熱
_____
mm.
しんどすぎる……
ベッドの上でそんなことしか考えられない俺。
最近微熱が続いてると思ったら夜からぐんっと上がって。
熱測るのもだるくて測ってないけど多分相当高い。
水分摂ろうにも喉に激痛が走って飲めなくて。
そんな状態じゃもちろんご飯も薬も無理。
1人じゃどうにもならない、ってなんとか携帯を開く。
こういう時に俺が頼るのは康二。
年も近いし、なんか頼りやすいから。
そう思って電話をかけるけどコールが鳴り続けるだけで出ない。
時間は20時………あぁ、撮影って言ってたわ。
回らない頭でなんとか思い出してキャンセルボタンを押す。
どうしよう、ってベッドでへたり込んだとき、
『もしもし？』なんて岩本くんの声が聞こえてきて。
『ぇっ、…なんで、いわもとくん、』
iw『なんでって、…めめかけてきたじゃん』
慌てて画面を見ると"岩本照 通話中"って書かれてて。
多分康二の電話切った後に通話履歴にあった
岩本くんの名前に指が当たってかかったんだ。
もうこの際岩本くんに頼っちゃおうかな……
iw『ん？結局間違いだったの？』
『まちがい、だけどっ、……たすけて、いわもとくん、』
iw『助けてってなに、どうしたの、』
『ねつ、…しんどくて、』
iw『は？熱？ん、わかった。すぐ行く』
もう途中から自分も岩本くんも
何言ってるのかもわかんなくて、俺はよく覚えてなかった。
iw.
めめに熱出たから助けて、って言われたから
車をかっ飛ばしてめめの家に向かってる。
めめの家には何も無さそうだし、いりそうなものは全部買った。
インターホンを鳴らしても全く出てくる気配がなくて
中で倒れてたらやばいし、
管理人さんに事情を説明して開けてもらった。
結局、倒れてはなかったけどベッドでぐったり眠ってためめ。
暗くてもわかるほど顔は真っ赤で尋常じゃない熱が伝わってくる。
「あっつ…なにこれ、」
思わず手を引っ込めると、
俺の手が冷たかったのか目が開いためめ。
「あ、起きた…おはよ。大丈夫？」
mm「……っ、いわ、もとく、？」
「うん、俺。……よく分かってない顔してんね、笑」
俺を見て何度も瞬きしてる。
熱が高すぎてさっき電話したこともよく覚えてないのかな。
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しなもん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています。パスワード保護の付いてる作品が読みたいのですがパスワードを教えていただくことは可能でしょうか？🙇 (5月9日 0時) (
レス) id: 8bf628fa8e (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 船酔いのお話お願いします🙇🏻🙏🏻書きにくそうだったらぜんぜん大丈夫です！！ (5月6日 4時) (レス) id: 94b4ff295e (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - かわちいめめくん🥰 (5月6日 2時) (レス) @page35 id: a68e6058a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも - どんなに体調悪くても仕事を優先する目黒くんのことが心配な康二くんと、いい争いになってしまい結局争ってる最中に立ちくらみを起こして、結局は看病されるお話をお願いします (4月22日 0時) (レス) id: 8e6e4b92e8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴこりーの - なぬ、好みすぎます！！ (4月9日 19時) (レス) @page30 id: b80339950c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろま | 作成日時：2023年12月27日 22時
