スクールカースト 3

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Aside


香織「A様、ご主人様と奥様がお呼びです。」


はぁ、めんどい。


だって今の私の服がね、


黒いドレス


しかもマーメイドドレス。

スリットも深いし。


その不満を使いに伝えたら、
深くないとスリットじゃありません！

って珍しく怒ってた。


貴「すぐに行きます。」


父親ならまだしも
母親には会いたくない。


香織「こちらです。お入り下さい。」


貴「ありがとう。」


正面に座ってんじゃん。親が。


貴「只今、参りました。何かご用件が？」


こんな親に敬語使うの嫌なんだけど。


父「今日だけ海翔が帰ってくるんだ。
私が帰ってきたようにね。」


あ、そうだ。こいつも海外行ってたんだ。
記憶に無さすぎた。


貴「ええ。」


父「それでお願いがあるんだ。
お前も聞いておいてくれ。」


そうやって母親に指示した。
母親は気持ち悪い笑顔を浮かべる。


父「A、海翔の側について挨拶してくれ。」


え？あんたがしないの？


母「え？何を仰ったの？
このバカ娘……いえ、Aに任せるの？」


うおおい、おのバカ母親、
自爆しやがった笑

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