Lie (ページ9)

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8話ページ9

うわっ！吃驚した！
後ろを振り返ると目を見開いてるギョンスさんが居た

.

「なんで戻ってきたの？忘れ物？」

『いや…ギョンスさんの事気になって。
聞いたんです。
ギョンスさんも係長に渡されてたんですよね？』

「助けた事は、僕が良かれと思ってした事だから」

『私のだけでも結構あったのに、これじゃ朝が来ます。
手伝います！』

「急用だったんじゃないの？」

『まあ…でもこっちの方が大事です。
ギョンスさんもこれから定時に上がってください。
終わってない仕事があるなら2人で協力した方が早いです』

.

…頭を書きながら「それじゃ、お言葉に甘えて…」

なんて言ってるギョンスさん。
私が行かなかったらと考えると…来てよかった。

.

1時間30後

.

『「終わったー！！」』

腕を上げて背伸びをする。
ギョンスさんの方を見ると同じ格好をしていた。

「ありがとう^ ^」

なんて万遍の笑みで見てくるもんだから…
胸がチクッとしたのは気付居てない事にしておこう。

「もうこんな時間だし家まで…送るよ。」

さすがに申し訳ない。そんな家も遠い訳じゃないし…

『え？いいですよ、私この近くなので』

「でもなんかあった時危ないでしょ？」

『ほんとに5分歩けば着く距離なんですけど…』

「そうなの？奇遇だね、僕も同じくらいだよ。」

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てことは案外家が近かったりするのかな…

.

帰り道

『今日はありがとうございました。』

「こちらこそ^^」

シーン…

気まずいな…
でも今日わかった事はギョンスさんは案外優しいんだと…

たまに言い方がきつい時があるけど…悪い人ではないみたい。
なんて考えるともうすぐそこまで来ていた。

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『あ、着きました！ここに住んでます。』

「え？ここ？僕もなんだけど…」

え！？そんな事ある？私見た事ないよ？
あ、でも階が違うからあった事ないのかな。

『何号室ですか？』「112号室…」

『私…113号室なんですが……』

まさかの隣！？てか隣人居たんだ？

「もしかしてお風呂でいつも歌ってる？」

やばい、私の私生活が……

『いや…？私じゃないと思います…』

毎日EXO熱唱してるなんて口が裂けても言えない。

「そ？」『はい…はは』

ぐぅ〜

タイミング悪い…
そういえばご飯頼む前に走ってきたから……

「良かったら僕の家でご飯食べてく？」

『え？』

「豪華な物とかじゃないけど…どうせ作るなら一緒に…」