Lie (ページ36)

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30話ページ36

「今日は、ありがとう。」

「良かったら僕と付き合ってくれないかな？」

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GS Side,,

今日はテヨンとの記念日で
ある、レストランに来ている。

"イタリア"料理

TY「ギョンス……口に合わない？」

テヨンは…凄く綺麗だ。
透き通った目がガラスみたいで…

そんな君が僕には勿体ないと思うくらい…
こういうお店だからなのかドレスだからなのか普段より綺麗で…
大切なんだ。

ただ今僕は、、僕達のテーブルの前に座ってる女性。
その人から目が離せない。

黒いドレスにキラッと光るシルバーのピアス
ワインレッドのような口紅がやけに色っぽさを感じて

白い肌と黒がとてもマッチして、、
とても…

『綺麗だ…』 TY 「…///」

女性の前にいる人は僕がよく知ってる人で
その女性も僕が1番知ってる人だった。

そう、
レイヒョンと…Aだ。

TY「あ…あの人…」

僕の目線に気付いたのか、テヨンが話す。

『…どうした？』

TY「さっき通路で、ギョンスにキスした所見られてた」
申し訳なさそうに、走って行ったけど凄く綺麗…だよね」

そう言われてもう一度Aの方へ目を向けると

レイヒョンが笑う度に、真っ赤な顔をして笑うもんだから
それがとても綺麗で…ただモヤモヤして腹が立って

無意識のうちに足を運んでた。
嫌な予感がして…取られたくなくて足を進めたけど

TY「ギョンス……！？」

でもタイミングが悪かったみたいだ。

「はい // 私でよければ」

気付いたら僕は何故か涙を流していた。
なんでなのかは分からない。

ただとても苦しかった。
その後は記憶にない

どうやって帰ったのかも覚えてない。
朝起きて残ってたのはお酒の匂いと頭痛だけ。