ケモケモの実の能力者 (ページ3)

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『よし、これで大丈夫。しばらくは安静にしてなさいよ』

「あ、ありがとう」

『いいえ！！』

「俺…悔しいんだ…父ちゃんをアーロンに殺されて自分の手でアーロンを殺したいんだ！」

『……君の気持ちは凄くわかる、私も家族をアイツに殺された』

そう言って私は棚に飾ってあった写真を見る。
男の子は私の言葉に顔を上げた

「そ、そうなのか！？」

『えぇ、私もアイツを殺してやりたいよ…だけど私にはそんな力が無いんだ!!だから今は我慢するしか無いの!!』

「っっ……」

『そーいえば君、お母さんはいるの』

「あ、あぁ!!母さんは生きてる」

『そっか!!それじゃあ』

そう言って私は棚にある余ってる食料や、飲み物をその子にあげた

『これぐらいしかあげられないけど、これを生活の足しにして』

「こ、こんなに良いのか！？姉さんにも生活があるだろ！？」

『私は一人暮らしだし、そんなにご飯食べないからさ！貰っていきな』

「ありがとう…色々と世話になった…」

『いいのよ！気をつけて帰るんだよ！』

「あぁ！」

その子が見えなくなるまで見送り家の中に入る
机に目をやると、ノジコに預けてた実験器具が棚に置いてあった、そーいえば預けてたんだった…ごめんノジコ