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37話 ページ9

シンア「なんで…わかった…?」

首を傾げながらシンアが聞いた。

『貴方とは、初めてあった気がしない…。それに、貴方の目に力が宿っていることがわかるの。何故だろうねっ』

そう言って、微笑んで見せた。

シンア「…天女…だから…』

『え……?わかるの?」

だけどきっと、私は天女なんかじゃない…。
ただの、落ちぶれた姫よ…。

シンア「……うん…離れたくない…って思う。…ずっと…そばにいて…」

シンア…
貴方は、悲しい目をしている…
お面をしていたってわかるよ。
辛いことが沢山あったのね…。

私は、シンアの腕からストンと降りる。
そして、シンアと向き合う。

『シンア、顔を見せてくれない?』

シンア「…ダメ!…呪われてるから…」

『大丈夫。私を信じなさい…』

すると、静かに頷きお面をとった。

そして、シンアの目と私の目が合う。
シンアの目からは、一筋の涙が頬をつたっていた。

シンア「…っ…何故?…すごく会いたかったと…思うのは…」

『前世の記憶なんてないから、私にもわからない…。だけど、シンアと同じように他の四龍達にも寂しい思いをさせたのかなっていう想いが、溢れてくるの…』

私は優しくシンアの涙を拭う。

建国神話の話が本当なら、天界に残してきた四龍達を想う感情が私に流れているのか…。

またシンアの場合、青龍が天界から居なくなった天女への感情で憂いているのか…。




知る術など、誰にもない……

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fruit - スウォンは、どうなったんですか? (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
太田中 - スウォン(⊃`∀´⊂) (2017年5月1日 5時) (レス) id: 612ce416c0 (このIDを非表示/違反報告)
戌神(プロフ) - スウォンwww (2017年3月27日 15時) (レス) id: 43ea1fc3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 最後スウォンが気になりますが…。凄く面白かったです(*'▽'*) (2016年5月10日 18時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - ………えっスウォンどうなった? (2016年3月6日 23時) (レス) id: f5a37e40a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷麗 | 作成日時:2015年4月1日 12時

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