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最終話 ページ15

ハク「はぁ…こんな事だろうと思いましたよ」



「『い、いつの間に!?!?』」

突然の声に私とヨナは驚き、思わず声がハモってしまった。

ハク「ヨナ姫、アンタはやはり馬鹿ですね?そして、A姫…アンタもだ!」

わ、私まで??!!

ハク「…ったく、ヨナ姫はA姫の気持ちもちゃんと汲み取ってやってくださいよ。A姫がどんな思いであの城にいたのかを…。そしてA姫、アンタは一人で全てを抱えるな!俺や姫さんにも頼ると言う選択肢もあるんですからね?」

『ごめん…ハク…ヨナ…。私一人で勝手にしすぎたみたいね。本当にごめんなさい…。私っ…もうどうすれば…いいか…わからないの…』

私はこれまでの事を正直に話した。

するとヨナは

ヨナ「話してくれてありがとう。私こそごめんなさい…。あなたの気持ちをわかってあげられてなかった…。でも、もう一人で抱え込まないで欲しいの!私達を頼って?」

そう言い終わるとヨナは綺麗に微笑む。



それからヨナは此処を発つことを私に伝えた。
私はついて行こうヨナ、貴方に。
きっと貴方は導いてくれるはずよ。
私やハク、そして四龍の戦士達を!


これから何があるか私にもわからない。
しかし、もう迷いなんて私にはなかった。
先頭にはヨナが。
背後にはヨナの仲間や四龍の戦士達が。

そして、隣にはハクが居るから…。



ふと見上げた暁の空は、私達の出発を待ち焦がれた緋龍が優しく見守るかのようにも見えたのでした。


【完】

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fruit - スウォンは、どうなったんですか? (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
太田中 - スウォン(⊃`∀´⊂) (2017年5月1日 5時) (レス) id: 612ce416c0 (このIDを非表示/違反報告)
戌神(プロフ) - スウォンwww (2017年3月27日 15時) (レス) id: 43ea1fc3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 最後スウォンが気になりますが…。凄く面白かったです(*'▽'*) (2016年5月10日 18時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - ………えっスウォンどうなった? (2016年3月6日 23時) (レス) id: f5a37e40a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷麗 | 作成日時:2015年4月1日 12時

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