39話 ページ11
ハク「…それは、何に対して謝ってるんですか?」
『ハクっ!?お、起きてたの!?』
私が驚いている中、ハクは無言で起き上がる。
ハク「…そーいえば、スウォンと結婚したんですね。俺はもういらないんですよね〜…あーぁ、俺はあんたの事スゲー好きだったのに…あんたはそうじゃなかったんですね〜!」
……好きだよ、大好き、愛してる。
私には、ハクが必要だよ……?
だけど、それを望んではいけない!
私はもう、自分の幸せは諦めたの……。
『…ハクは幸せになってね?』
視線をはずしながら言った。
すると、ハクは無言で私をグイグイと追い込む。
ドンッ!
後ろに下がり続けていると、木の幹へ背中が当たる。
ハク「あんたは幸せにならねぇのかよ!?俺はあんたが幸せならそれでいい!だがな、幸せじゃねぇって言うなら、俺は許さねぇっ!」
ハクの言葉に涙が出るが、ぐっと堪える。
『なんで、なんでそんなこと言うの!?私はっ、私はただ国のために今まで耐えたのに…なんで…そんなにも優しい言葉をかけるの…もぅ、自分がどうすればいいのかわからないよ…』
私はそのまま、しゃがみこむしかなかった。
《もぅ、ハクには会えないと思ってた。
それに、スウォンに少しでも惹かれた自分が許せなくて、ハクに会わせる顔がなかったのに…。》
《国のため、民のため…
そう思う事がいけないことだったの!?》
《ハク……私はあなたが好き…好きだけど……
もぅ、遅いの……》
いろんな想いが私の中を駆け巡る。
『もぅ……やっ…だ…よ…ぉ……』
我慢していた涙が一斉に溢れ出した。
スッ…ギュッ
私は何者かに抱き寄せられた。
私はゆっくり、その者の顔を見た。
『……シンア』
ハク「……!?」
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fruit - スウォンは、どうなったんですか? (2021年8月15日 2時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
太田中 - スウォン(⊃`∀´⊂) (2017年5月1日 5時) (レス) id: 612ce416c0 (このIDを非表示/違反報告)
戌神(プロフ) - スウォンwww (2017年3月27日 15時) (レス) id: 43ea1fc3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 最後スウォンが気になりますが…。凄く面白かったです(*'▽'*) (2016年5月10日 18時) (レス) id: 244a9211b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪那 - ………えっスウォンどうなった? (2016年3月6日 23時) (レス) id: f5a37e40a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷麗 | 作成日時:2015年4月1日 12時