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2話 ページ3

腕組みをして、眠っているシュガ。

シュガが寝てるのをいいことに、私はじっと彼を見つめる。

いつもはチラッとしか見られないから、シュガをゆっくり見られるチャンスだ。

スヤスヤと私の目の前で寝ているシュガ。

いくら見ていても、飽きない。

むしろ、ずっと見ていたい。

A(私、彼が気になる。話したこともないのに···)

彼の見た目が好き?雰囲気が好き?

こんな気持ちになったのは初めてで、よくわからない。

これって、いわゆる「恋」なのかなぁ。

彼を毎日、見たいと思う。

彼を見ることができない日は、すごくガッカリしてしまう。

シュガの存在が私の1日の機嫌を左右するほど、大きなものになっている。

少し開いた窓から風が吹いて、シュガの前髪をさらりと揺らした。

長い前髪の間から、閉じられたまぶたが見える。

男の子なのに、うっとりするほどまつ毛が長い。

その時、次の駅名をアナウンスが告げた。

瞬間、シュガのまぶたが開いてしまった。

シュガと私の視線が重なり合う。

シュガの瞳に、私の姿が映り込んでいる···

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作者名:ちむちむ | 作成日時:2020年5月23日 17時

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