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side yuto
ケイ「…ここんとこ、2人とも来ないじゃん。俺、待ってんのに。やっと来てくれたと思ったら、あのうるさい女の子でさ…ガッカリ。」
「…さっきから何言ってんの？」
ケイ「もういいよ、黙って。」
理解力が低いのかな、俺。
本当に何を言われてるのか分かんない。
そんな俺の口を手でふさぎ、ゆっくり瞬き。
手が離れたと思ったら慧が唇を寄せてきた。
.
慧…
付き合ってた頃、こんな穏やかな気持ちになれなかった。
嫉妬、疑い、八つ当たり。
むき出しの棘で慧を散々傷つけた。
「…慧…俺の事、許してくれるの？」
ケイ「いいよ。許してやるから明日は大ちゃんと知念連れて来て。」
首筋を舐めてた慧が耳元で囁く。
ゾワッとした感覚が一瞬体を駆け巡り、その後は意識が遠くなったり戻って来たり…フワフワと柔らかい慧にされるがまま。
ケイ「それから…もう女の子、連れて来ないで。」
「…分かった…分かったよ、慧。」
.
.
.
慧が慧じゃなかった事に気付いたのは翌朝。
「…夢かよ…。」
目が覚めたらぐちゃぐちゃに乱れたベッドに素っ裸の俺1人。
暑かったのか服は全部床に脱ぎ捨てられていた。
暑かった…？
いや、多分夢に慧が出て来て、それで…。
「はぁ…当たり前か。慧が戻ってくる訳ないよね。」
身体はダルいし、夢だったんだってガッカリ感がハンパない。
のろのろと起き上り、服を拾い上げて…改めてベッドを見て更に疲れが増してきた。
…。
何でこんなに毛だらけなんだよっ！
ケイはケージに入れてたはず。
鍵開けたから出てきて一緒に寝てたのか？
いや、それにしても…この毛の量、尋常じゃない。
.
ケイ「ニャア…。」
「ニャアじゃねーよ！…ったく。」
毛の付いたまま洗濯機に入れんなって母さんに怒られるから、一生懸命シーツをコロコロしてる俺の足元、どこからともなくケイがすり寄って来た。
昨日の不機嫌は完全に影を潜め、甘ったるく鳴いてまとわりついてくる。
「何だよ遊んでほしいの？…そーだ、明日は大ちゃんと知念に報告しなきゃな〜…電話しとこう。」
ケイ「…。」
この日を境に、度々夢に慧が現れるようになるなんて
まだこの頃の俺は想像もしなかった。
.
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きょんふぁ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 完結までありがとうございました！そーなんですよ〜…入社してから何人も先輩を見送り、とうとう私も飛び出す事になりました（笑）まだ籍はあるので、あともうちょっとの我慢です♪やっぱ間が空いちゃうと上手にお話が進みませんね。反省(*_*; (2017年10月29日 22時) (
レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - あわあわあわ。お仕事お辞めになられたのね。ええーっと、おめでとう？なのかな？？で、いいのかな？？？お話はハピエンでよかったよぉ。やぶさん、よくみてる。。。 (2017年10月29日 21時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 姐さんお久しぶりです♪とうとう裕翔の目にもケイが人間に映るようになりました。やきもちケイにゃんぷんぷんです(-_-メ) (2017年9月22日 23時) (レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - ヨウコさん» お待たせしました〜！…と言いながら、裕翔ターン。ゆうやんはお休み中です(笑)人型ケイ再び。裕翔、混乱してます( ；´Д｀) (2017年9月22日 23時) (レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - きょんふぁちゃーん！おひさ。にゃーーっ？！なにごと？！ゆうとまでケイが人間に見えてきた？！ひゃーーわくわく。 (2017年9月22日 22時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2017年2月26日 11時
