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side kota
「出よう、伊野尾。」
慧「…薮…マジで言ってんの？」
「当たり前だろ。」
伊野尾に電話をかけてきたのは高木。
1回目の電話に出たとき、伊野尾が戸惑ってたから俺が強引に電話を切ったんだ。
そしたら2回目の着信。
今度は俺が出てやった。
居場所は知らせた。
一応、その辺りはフェアにやるつもり。
「そろそろ血相変えた高木が飛び込んでくるよ(笑)。」
慧「…。」
「どうする？高木を待つ？それとも俺と行く？」
黙り込んだ伊野尾の横で、サクサク帰り支度。
選択を伊野尾に丸投げして、俺はどっちでもいいけど…みたいな涼しい顔してるけど、正直心臓は押し潰されそうな勢い。
お願い。
イエスでもノーでも
早く答えを出して…。
.
.
.
慧「行くよ。」
「…じゃあ、早く立てよ。」
ほんの数秒だったはず。
だけど俺には何百倍もの長さに感じられた。
まだ立とうとしない伊野尾に手を差し伸べる。
「俺はお前の事、不安にさせないし悲しませたりしない。変な束縛もしないし…。」
慧「分かってる。…薮は、そーゆータイプじゃないって知ってるよ。」
そう言うと、伊野尾がゆっくりと俺の手を掴んで立った。
.
光「どーもー。」
視線をこっちに向けず、淡々と俺達の飲んだグラスを片付ける光。
常連相手の、全く愛想の無い声で見送ってくれた。
店を出たら、壁のネオンがチカチカしていた。
その真下…伊野尾が壁にもたれて俺を見上げる。
慧「疲れた。」
「だろーね。」
慧「癒して。」
「分かったよ。」
何の色気も無い言葉のやり取り。
だけど伊野尾が深い息を吐いて目を閉じると、一気に2人の周りの空気が変わった気がした。
冷たい頬に手を添え、そっと唇を重ねる。
慧「もっと、してよ。」
「…帰ってから。」
.
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きょんふぁ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 完結までありがとうございました！そーなんですよ〜…入社してから何人も先輩を見送り、とうとう私も飛び出す事になりました（笑）まだ籍はあるので、あともうちょっとの我慢です♪やっぱ間が空いちゃうと上手にお話が進みませんね。反省(*_*; (2017年10月29日 22時) (
レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - あわあわあわ。お仕事お辞めになられたのね。ええーっと、おめでとう？なのかな？？で、いいのかな？？？お話はハピエンでよかったよぉ。やぶさん、よくみてる。。。 (2017年10月29日 21時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - みるみるみるきーさん» 姐さんお久しぶりです♪とうとう裕翔の目にもケイが人間に映るようになりました。やきもちケイにゃんぷんぷんです(-_-メ) (2017年9月22日 23時) (レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - ヨウコさん» お待たせしました〜！…と言いながら、裕翔ターン。ゆうやんはお休み中です(笑)人型ケイ再び。裕翔、混乱してます( ；´Д｀) (2017年9月22日 23時) (レス) id: 45c4c6dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
みるみるみるきー(プロフ) - きょんふぁちゃーん！おひさ。にゃーーっ？！なにごと？！ゆうとまでケイが人間に見えてきた？！ひゃーーわくわく。 (2017年9月22日 22時) (レス) id: 40e0ecae06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2017年2月26日 11時
