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side ryosuke
一通り以上の物が揃ってるAの冷蔵庫。
ピクルス液に必要な物もあるし、保存用の瓶もあった。
「…よし、出来た。」
A「綺麗〜…すごいね、涼介。」
瓶に彩りよく詰めた野菜。
宝石でも見るかのように、じーっと見つめて嬉しそう。
ついさっきまで得意になって料理してたくせに、こうやって出来上がったものを観察されたら…
…恥ずかしい。
「…おい。お茶とかコーヒーとか。一服したいんだけど。」
A「あ！そーだよね、うん。ちょっと待って。」
照れ隠しなんて思っても無いだろうAが、我に返ったようにコーヒーを淹れる準備を始めた。
食器棚を開け、白磁のシンプルなカップを二つ取り出す。
…あれ。
俺がやったカップ…無いんだけど…。
A「…あ。もしかして、涼介がこの前くれたカップ、探してる？」
俺の目線に気付いたらしい。
A「あっち。あそこにあるの。」
Aが指差した先はTVの横のガラス棚。
開き戸の奥、陶器の動物やアクセサリーが収納されてる。
その一角に…あった。
近寄って、扉を開けてカップを取り出す。
A「ちょ…何してんの、せっかく飾ってるのに！」
「…普通に使ってくれない？」
何してんだよ、全く…。
俺がやった時のまんま。
ドライフラワーが入ったまま、インテリアになってしまってる。
ご丁寧に、包んでたペーパーまで綺麗に畳んで…。
「カップなんて使ってなんぼだろ。」
A「あー！ひどい、やめてよ！」
ガサガサとドライフラワーを取り出し、キッチンへ。
慌てるAに構わず水洗い。
A「…うそでしょぉ…。ドライフラワー、可愛かったのに…。」
「…るっさいなぁ…。じゃあ、こうしたら文句ない？」
畳まれてたペーパーをカップのような形に作り、その中にドライフラワーを入れた。
A「涼介ってさ…嫌味なくらい何でも出来るね。」
「その言い方…褒めてんのかよ？」
A「あは…褒めてるよ。」
とりあえず、納得してくれた。
俺はシンプルなカップ。
Aは俺がやった水彩画風のカップ。
それぞれにコーヒーが注がれ、部屋中がいい香りに包まれた。
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あこ(プロフ) - 再開楽しみにしています！！！ (2018年2月8日 19時) (
レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あこさん» ありがとうございます( *´艸｀)更新止まってて申し訳ないです。一応続き書く予定にはしてますので再開したらよろしくお願いします☆ (2018年2月8日 16時) (レス) id: 782f9227dc (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - この作品大好きです！！続きとても気になります！ (2018年2月7日 23時) (レス) id: 105c11924c (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます(*´∀｀)滞ってますが、頑張ります！ (2017年12月20日 10時) (レス) id: fd52a08e50 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続き楽しみです！ (2017年12月18日 18時) (レス) id: 2009f0790d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2017年11月20日 23時
