money 3 ページ3
＊光＊
宏太「あれれー・・・Aちゃんは？」
「今日は別のバイト。」
笑顔で入ってきたくせに、お目当てのAちゃんがいないと分かると急に素になる薮。
宏太「別のバイトなんて、聞いてないけど。」
光「それがさー、昨日・・・。」
昨日のゴタゴタを話した。
・
宏太「マジで？知念侑李！？」
飲んでたコーヒーを吹き出しそうな勢い。
光「知ってんの？」
宏太「俺の業界じゃ有名。」
薮は塾の講師をしてる。
かなり優秀らしく塾長からの信頼も厚くて、生徒の人気もすさまじいらしい。
宏太「大学生のバイト君達はさ、塾だけじゃなくて個人的に家庭教師もやってんだけどさ。」
光「うんうん。」
宏太「自分でチラシ作って、この辺の家にポスティングして回るの。」
光「ほほー・・・。」
宏太「知念に泣かされてバイト辞めた子、何人も知ってるぜ。大抵１日で尻尾巻いて辞めてくるな。」
確かに・・・昨日の雰囲気、ただの高校生じゃなかったな。
可愛い顔してんのに、あの冷血な態度。
宏太「あまりにも酷いからさ、最近は皆あの家にポスティングしなくなって。今頃は、何も知らない地区外の家庭教師が痛い目見てんじゃねーの？」
光「・・・大丈夫かな、Aちゃん。」
宏太「泣かされてたりして・・・。」
カウンターをはさんで、２人で沈黙。
宏太「泣かされて帰って来たら、慰めよっと♪」
光「・・・・。」
心配してると思ったら、慰める妄想で既にニヤニヤ笑ってる。
ガチャッ
勢いよく店のドアが開いた。
光「いらっしゃ・・・あ、Aちゃん。」
Aちゃんが入ってきた。
俺の声に、嬉しそうに振り返る薮。
だけど、俺達２人が想像してた姿ではなく・・・。
A「マスター、水ちょーだい！！」
顔を真っ赤にして、肩で息をしてる。
かなり、ご立腹。
A「悔しいーーーッ！！あの、クソガキーー！」
薮がいる事なんか気付いてないのか、思いっきり地団太踏んでる。
宏太「・・・Aちゃん。」
A「わっ！薮さん・・・・こんにちは。」
やっと正気に戻ったみたい。
きっと痛い目見たんだろうけど・・・俺達の予想とはちょっと違ってた。
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きょんふぁ(プロフ) - ﾐﾂloveさん» ありがとうございます(≧▽≦)そう言っていただけると、とーっても嬉しいです♪続編ですか？確かに侑李編は単独じゃなかったので、まだ書きしろありますよね(^^;) (2015年8月18日 20時) (
レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐﾂlove - 何回も読みたくなる程、素晴らしい作品で私のお気に入りです!!主人公ちゃんが宏太の彼女になって羨ましい( 〃▽〃)主人公ちゃんや宏太、光と侑季編の続編を楽しみに待ってます(^∇^)身体に気を付けて頑張ってください!!応援しています＼(^o^)／ (2015年8月18日 19時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 笑。か、かかか、可愛い(´∀｀)♪いちファンとして、今連載中のてぃんがーらも楽しみにしてますっ(´∀｀)いひひっ♪ (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - ９３９さん» ヾ(･ω･`；))ﾉぁゎゎヾ((；´･ω･)ﾉぁゎゎ・・・たった今から気を引き締めて書きますっ！！ (2015年7月19日 18時) (レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 何をおっしゃいますか！きょんふぁさんの作品、全部読んじゃいましたー(´∀｀)面白すぎて・・・一気読み・・・(´∀｀)てへ。いつも展開が読めなくってドキドキしながら読ませて頂いてます(´∀｀) (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2015年5月3日 17時
