money 16 ページ16
侑母「主人からです。それはもう、大喜びで・・・今まで、どんな先生でも無理だったのに。」
「はあ・・・。」
どうしよう。
侑李「ちゃんと受け取る理由あるんだし、いいじゃんもらっとけば。」
戸惑う私に横から声をかけてくる。
「じゃあ・・・一つだけ頂きます。」
侑母「えーっ！？一つだなんて・・・全部受け取ってください。」
「困ります、こんなに。」
侑李「じゃあさ。これから僕の成績が上がるたびに、一つずつ持って帰るってのは？」
ニコニコして提案してくるけど・・・この子、忘れてるんじゃないのかな。
私、もうすぐ返済終わって家庭教師を辞めること。
侑母「そうね！それだったらいいですか？先生。」
「あのー。もしかして、ご存じないんですか？」
侑母「はい？」
・
・
・
侑母「待ちなさい侑李！」
侑李「ごめんなさいごめんなさいっ！！」
さっきまでの綺麗なお母さんが、髪を振り乱して侑李君を追い掛け回している。
私が家庭教師をする事になったいきさつを、全部話したらこうなった。
ソファを挟んで、にらみ合いが続き・・・侑李君は後ろに控えてた家政婦さんに裏切られて、お母さんに捕まってしまった。
・
侑母「大変申し訳ありませんでした。」
「いえ、そんな。」
侑李君の頭を無理やり掴んで、自分も一緒に頭を下げる。
目の前には、侑李君と交わした契約書。
侑母「こんなもの・・・大人の真似事なんかして！」
侑李「・・・・。」
侑母「ちゃんとさかのぼって計算し直して、お月謝お支払いします。」
「いや・・・もうそれはいいんです。私も悪かったんで。」
侑母「せっかく侑李も懐いて勉強頑張り始めた事だし、先生には辞めずに続けて来てもらいたいんです。」
「でも私、元々家庭教師なんてしてなかったし・・・。」
侑母「そこを何とかお願いします。」
んー・・・困った。
あ、そうだ。
いい事思いついた。
「あの。私、英語は頑張って教えますから・・・後は知り合いの塾講師にお願いしてみていいですか？実は私、数学は苦手なので。」
侑李「ホント！？辞めずに来てくれるの？」
「英語だけね。後は薮さんに頼んでみる。」
侑李「えーーっ！塾なんか嫌だよ、めんどくさい。」
パコッ
ワガママ言う侑李君の頭に、お母さんの手が飛んできた。
侑李「痛いっ！」
侑母「先生にお任せします。」
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きょんふぁ(プロフ) - ﾐﾂloveさん» ありがとうございます(≧▽≦)そう言っていただけると、とーっても嬉しいです♪続編ですか？確かに侑李編は単独じゃなかったので、まだ書きしろありますよね(^^;) (2015年8月18日 20時) (
レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐﾂlove - 何回も読みたくなる程、素晴らしい作品で私のお気に入りです!!主人公ちゃんが宏太の彼女になって羨ましい( 〃▽〃)主人公ちゃんや宏太、光と侑季編の続編を楽しみに待ってます(^∇^)身体に気を付けて頑張ってください!!応援しています＼(^o^)／ (2015年8月18日 19時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 笑。か、かかか、可愛い(´∀｀)♪いちファンとして、今連載中のてぃんがーらも楽しみにしてますっ(´∀｀)いひひっ♪ (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - ９３９さん» ヾ(･ω･`；))ﾉぁゎゎヾ((；´･ω･)ﾉぁゎゎ・・・たった今から気を引き締めて書きますっ！！ (2015年7月19日 18時) (レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 何をおっしゃいますか！きょんふぁさんの作品、全部読んじゃいましたー(´∀｀)面白すぎて・・・一気読み・・・(´∀｀)てへ。いつも展開が読めなくってドキドキしながら読ませて頂いてます(´∀｀) (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2015年5月3日 17時
