money 2 ページ2
翌日、渡されたメモを持って家に向かった。
「でかっ・・・。」
この家の存在は知ってたけど、改めて目の前に立つと立派過ぎて足がすくむ。
まだ何もしてないのに、自動で門扉が開いた。
・・・こわっ。
どっかから見てるんだ・・・。
侑李『何してんの？入りなよ。』
「うわっ！」
いきなり声が聞こえて、飛びのいた。
侑李『あははっ・・・何してんの。早く。』
「ハイ・・・。」
・
恐る恐る門をくぐり、飛び石の上を歩いて玄関に着いた。
「失礼しまーす・・・。」
侑李「遅い。・・・入って。」
昨日と同じ、無表情の上から目線。
中に入るよう、顎で指されて大人しく後に続く。
・
応接室に通され、ソファに座って待ってるのに大人が誰も来ない。
「あのー・・・お母さんは？」
侑李「家庭教師が変わるくらいで、いちいち顔出すほど暇じゃないの。」
「はあ・・・。」
可愛くないっ！
何なの、この子は！
侑李「ハイ、これ書いて。」
「何これ。」
侑李「契約書。」
「はぁ！？」
家庭教師のバイトでしょ？
こんなもん要るの？
クリーニング、しみ抜き代、不可能なものは弁償代金。
事細かに書いてある。
ズボンとバッグと靴だけじゃなかったのー・・・？
バイト代はその都度、現金で支払ってもらって、すぐに返済。
侑李「分かった？分かったならサイン。」
「・・・・。」
仕方ないか。
私の不注意が悪いんだ。
名前を書くと、サッと契約書を取られた。
侑李「じゃ、今日の分。」
「は？」
目の前に５０００円。
安っ・・・。
侑李「で、５０００円返済ね。」
「・・・・。」
お金が、行ったり来たり。
侑李「じゃ、そーゆー事で。向こうの部屋が僕の部屋。１時間くらい、適当にしてて。」
「適当って・・・今日は、英語？数学？どっち？」
侑李「どっちもしない。僕は出かけるから、１時間したら帰ってね。」
・・・・。
「えーっと・・・侑李君？」
侑李「分かんないかな。一応、勉強してましたって証拠が欲しいの。帰るときはお手伝いさんに声かけてね。じゃ、そーゆー事で！」
ニコッと笑って、応接室を出てってしまった。
初めて見た笑顔が、これって・・・。
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きょんふぁ(プロフ) - ﾐﾂloveさん» ありがとうございます(≧▽≦)そう言っていただけると、とーっても嬉しいです♪続編ですか？確かに侑李編は単独じゃなかったので、まだ書きしろありますよね(^^;) (2015年8月18日 20時) (
レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐﾂlove - 何回も読みたくなる程、素晴らしい作品で私のお気に入りです!!主人公ちゃんが宏太の彼女になって羨ましい( 〃▽〃)主人公ちゃんや宏太、光と侑季編の続編を楽しみに待ってます(^∇^)身体に気を付けて頑張ってください!!応援しています＼(^o^)／ (2015年8月18日 19時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 笑。か、かかか、可愛い(´∀｀)♪いちファンとして、今連載中のてぃんがーらも楽しみにしてますっ(´∀｀)いひひっ♪ (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
きょんふぁ(プロフ) - ９３９さん» ヾ(･ω･`；))ﾉぁゎゎヾ((；´･ω･)ﾉぁゎゎ・・・たった今から気を引き締めて書きますっ！！ (2015年7月19日 18時) (レス) id: 0ad4138288 (このIDを非表示/違反報告)
９３９(プロフ) - きょんふぁさん» 何をおっしゃいますか！きょんふぁさんの作品、全部読んじゃいましたー(´∀｀)面白すぎて・・・一気読み・・・(´∀｀)てへ。いつも展開が読めなくってドキドキしながら読ませて頂いてます(´∀｀) (2015年7月19日 18時) (レス) id: c9151a07a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょんふぁ
| 作成日時：2015年5月3日 17時
