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一織パパ ページ36

和泉花織(かおり)ちゃん 11歳(小5)
和泉雪織(ゆかり)くん 9歳(小3)


一織「ただいま帰りました」


父のその声を合図に、姉弟はダッシュで一織に駆け寄る。


「「バレンタイン!」」


おかえりも言わずに、一織に抱きつく2人。


しょうがないな、と言うように一織は微笑んだ。


一織「はいはい」





キッチンでチョコレートケーキを作る3人。


花織と雪織は毎年、ケーキを作ることを楽しみにしている。


一織「ああっ…パウダーかけすぎ…」


雪織「何入れようとしてんの、姉さん」
花織「え、唐辛子。パウダーと似てるじゃん」


A「壮五さんに感化されたのかな………」


パティシエ志望の花織だが、超辛党で壮五さんと香辛料トーク(?)をよくしている。


一織「できましたよ、夕食の後に食べましょうね」


雪織「はーい!」
花織「唐辛子は……」
一織「入れません」





「「ごちそうさまでした」」


お行儀よくお皿の前で手を合わせる。


「あー美味しかった」とお腹をさすりながら2人は、二階の自室へ向かって行った。


A「ん〜美味しい!」


一織「まだ食べてたんですか」


A「味わってたの!美味しいから」


「兄さんほどじゃないです」なんて言う一織だが、流石はケーキ屋の息子。


ある程度の量を食べても、飽きることなくパクパクいけてしまう。


一織「そんなに美味しいですか?私にも一口下さい」


A「え?さっきまで食べてたじゃん、ダメ_____っ」


押し付けられる唇。最後の一口を口の中で奪われる。


チョコレートの苦味と、長いキスで頭がクラクラする感覚。


一織「甘すぎません?」


唇を離しても、おデコをくっつけて至近距離で見つめてくる。


赤くなった顔を逸らすと、ニヤッと笑って「ごちそうさまでした」と言う。


こんなにも甘いチョコレートケーキは初めて。





_______________________
Happy Valentine!
あま〜いバレンタインいかがでしたか?
にが〜いバレンタインも書いてみたいです。

りーさんからのリクエストでした。
リクエストありがとうございました!

NEXT楽さん!

作者から→←大和-Birthday-



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猫が好きなやつ(プロフ) - とても良いです。スクールラブってなんですか? (2020年8月19日 19時) (レス) id: f167308939 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福 - NEXT一織のはずがヤマさんにw (2020年1月19日 9時) (レス) id: 1f3578b759 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - 万生くん再高wwww (2018年3月9日 5時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
アオツキ*(プロフ) - 舞桜さん» いいですね!ありがとうございます、参考に書かせていただきます! (2018年3月9日 1時) (レス) id: 7a978055d7 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - 誕生日に受験……それは辛いですね…。ファイトです!!!受験終わったら誕生日なんですし、いつも以上にアイナナに入り浸って癒されちゃうのもアリかも?w (2018年3月5日 16時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオツキ* | 作者ホームページ:http://アオツキ*  
作成日時:2018年1月7日 4時

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