音済パパ ページ21
音済鈴檎(りんご)くん 13歳(中1)
音済桜(ゆう)くん 15歳(中3)
ポカポカの昼間は暮れ、外も暗い。
息子たちの帰りを待って夕食を作る。
鈴檎「ただいま」
A「遅かったね、部活動見学？部活決まった？」
鈴檎「まあね、兄さんと同じとこかな」
『兄さん』というのは今年3年生になった長男、桜
A「へえ、同じとこってことは…帰宅部じゃないの…」
今日は学校の部活動見学の日だった。決まったかと思えばこれだ。
鈴檎「いや、仕事あるし」
実は桜も鈴も、幼少の頃から子役とモデルの仕事をしている。
やっぱり、父のようになりたい様で、2人とも自ら望んだ人生。
桜「ただいま」
百太郎「ただいま」
そこに、長男と旦那さんが一緒に帰ってきた。
A「おかえりなさい、仲良いね」
百太郎「たまたまだ」
食卓について、手を合わせる
「「「いただきます」」」
何気ない話をしながらのご飯は楽しい。今日もたくさん話をする。
桜「そういえば今日身体測定あった。な？」
鈴檎「ふん、はっは」(うん、あった)
百太郎「食べるか喋るかどちらかにしろ」
3人とも顔は超美形なのに無表情で会話を続けるから、傍から見たら恐ろしい光景。
A「へえ、何センチだったの」
桜「俺は178」
…なぜかももくんが鈴の顔をじっと見つめている
百太郎「…鈴は」
鈴檎「？俺は171」
静かに、ももくんが瞼を伏せる。
桜「父さん死んだ」
A「縁起が悪いわ」
百太郎「越された…鈴に越された……」
かなりショックを受けているご様子。昔から気にしていたからね
鈴を見ると、スマホをすいすいとスクロールしていた。
A「こら、ご飯中…」
スマホを目の前に突きつけられる。
A「音済百太郎…身長、169…」
百太郎「……公式をあてにするな。勝負だ」
ちょっとムキになるももくんが、可愛いくて。
桜と2人で笑った。
後日、鈴は雑誌インタビューで
「最近嬉しかったことは？」という質問に
「父さんの身長を越したこと」と答え、
「百太郎くん、可愛い！」とネット上に広まっていった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
モモタス回でした！
リア友に何か案を出してくれと詰め寄って出してくれたお話でした(汗
NEXTリクエストのあった健十さん！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アオツキ*(プロフ) - 凛々.さん» いえ！こちらこそ勝手に書かせていただいたようなものなので…喜んでいただけて幸いです！笑これからもよろしくお願いします！ (2018年1月8日 22時) (
レス) id: e61c22ef84 (このIDを非表示/違反報告)
凛々. - アオツキ*さん» THRIVEだけお願いしたのに、全ユニットを書いていただけるなんて...！！！ ほんとありがとうございました、感激です！笑 これからもアオツキ*さんの小説楽しみです！ (2018年1月8日 15時) (レス) id: b7a3780eb8 (このIDを非表示/違反報告)
アオツキ*(プロフ) - みなみさん» わぁ〜ありがとうございます！MooNsは人が多くてごちゃごちゃしないか心配でしたが、そう言っていただけて良かったです！ (2018年1月8日 13時) (レス) id: e61c22ef84 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - ほんと面白いです！MooNsの読んで思ったのが、各グループお父さんが入れ替わって面倒みる。って言うのが面白そうだな。って思いました 笑 (2018年1月8日 12時) (レス) id: 98546c6169 (このIDを非表示/違反報告)
アオツキ*(プロフ) - ルンバッパさん» こちらこそリクエストありがとうございました！こんな感じで良かったですかね？ぜひまたリクエストして下さい！ (2018年1月6日 13時) (レス) id: e61c22ef84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオツキ* | 作者ホームページ：http://アオツキ*
作成日時：2017年8月26日 15時
