子育て短編集【Bプロ】

不動パパ ページ14

不動明灯(あかり)ちゃん 2歳


明謙「こっちおいで〜明灯〜」


とたとた…とまだおぼつかない足を一生懸命に動かしてこちらに来る娘


明謙「…よし！ここまで来れたね！」


明謙は、しゃがんで腕を広げ、向かってくる明灯を抱きしめる


A「ありがとうございました」


保育園の先生に頭を下げて園門を出る


家から保育園までさほど遠くないからいつも歩き。


明灯「あ！おむあいすー」


帰路の途中にはレストランがある。


明灯は、オムライスが目に入ったようだ


A「明灯、オムライス食べたいの？」


明灯「ん！」


明謙に抱っこされている明灯がはしゃぐ。


明謙「いだだだだ！あ、明灯！前髪がぁぁ!!」


………ちょっと今の、健十くんに似てた


A「よーし、じゃあ今日はオムライスにしようかなー！｣


明謙「無視しないで!!」




「「いただきます」」
「いたらきます！」


細かい動きがまだ出来ない明灯。


スプーンをぐーの手で握る姿が可愛い。


じっと見ていたらポロポロオムライスをこぼし始めた。


A「あ、」


手を伸ばして明灯の口元を綿タオルで拭く。


拭き終えてやっとオムライスを口にする


明謙「ん〜！オムライス美味しい」


えへへ、と微笑んでくれた。私も嬉しくなって自然と笑顔が零れる


明謙「…あ」


私の顔を見て目を少しはにかんだと思ったら、


口元に手を伸ばされていた。


A「…え？」


明謙「ご飯、付いてたよ」


そう言って、親指で拭ったご飯粒を舐める


A「…ずるぃ」


明謙「？何か言った？」


…恥ずかしさと明謙のカッコよさに悶え苦しんだ。




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明謙くんはオムライスと唐揚げ、ハンバーグが好きらしいです。
今のところキラキンは食べてる話ばかりですね。

最近作者、太ってきたのでそのせいでしょうか(どうでもいい)

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