12話 予想以上の強さそして闇 ページ15
みやび視点
『まっいいや,さっさと掛ってきなさいな』
「チッ」ブオンッ
七尾さんの後ろからバットで殴ろうとする男子生徒
思わず私は目を瞑ってしまいます
………?
ぶつかった音が聴こえません
目を開いてみると……
『もうちょいさぁ気配を消すとかやってみてよバレバレ過ぎて笑えるよー』
と軽々と避けている七尾さん
『はい,一枚目〜』ドコッ
背負っていた袋に要れていた長棒でクルリっと動き首にヒットさせる七尾さん
『次』
と言いながら障害物の重ねられた机や椅子なんかで出来た隙間からどんどんヒットさせていく七尾さん
その動きは…
みやび「綺麗…」
と呟いてしまうほどでした
『ほらほら次々』
と楽しそうな声で言う七尾さん
『あれ?おしまい?』
夢「なんで…」
『あーあ,君で最後?面白くないなぁ―』
夢「ま、まだよ!まだアンタを捜してる奴らが…」
『無理だよ』
夢「え?」
『近藤さんやトシ,総司,姐さん達がボコボコにしちゃてるし,もう終わった頃じゃない?』
夢「…そ…そんな…」
『君は確かに良い筋は行ってたさ,でもさ状況詮索能力が足りてなかった
それと私がきみ達よりも強かっただけさ』
ホラ貝の音がしました
「試合終了です」
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作者名:ゼロラク | 作成日時:2022年9月23日 22時