○5 ページ6
.
「おはよ。」
.
大学の最寄りで、友達の美羽と待ち合わせ。
.
美羽「おはよ!ねぇ、今日こそ講義のあとご飯いこ!?」
.
「…少しならいいよ。」
.
たかがご飯くらいで飛ぶように喜んでる美羽。
.
中身は小学生のままだね(笑)
.
美羽「あ、ね!聞いて!昨日、彼氏とパンケーキ食べに行ったんだけど!!」
.
なんて、いつも通り美羽の惚気話を聞く。
.
そうだよね、普通の大学生は普通に恋愛するんだよね。
.
私だって普通の大学生だよ?普通に恋して、彼氏作って、普通に恋愛してたい。
.
なんて思ったって、相手が相手だもん。
.
わたしが好きって言ったところで、きっと笑って流される。
.
だったら今のままで…
.
頭の中に朝の光景がフラッシュバックする。
.
風磨は、私のこと幼なじみとしか思ってないんだよ。
.
美羽「Aも好きな人くらいいるでしょ!?
たまにはAの話も聞かせてよ!!」
.
「あいにくながらいませ〜ん(笑)」
.
こうやって、気持ちに蓋をして誤魔化すのが精一杯。
.
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:果音 | 作成日時:2016年6月19日 15時