5日で恋したあなたへ☆O.satoshi (ページ39)

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絵ページ39

ごだい「えー！？なんすかこれ！」

「ちょっ！//返して！」

ごだい「みんな～！これ見てよ～！」

「山岡くん！」

副顧問になって数日、顧問になったところで暇なあたしは生徒達が絵を描いたり何か作ったりしてるその横でスケッチブックに絵を描いてみることにした

こっそりやってたつもりなのに、あんまりこの子も真剣にやってないんだろうな

暇そうに机から離れると途端にあたしの傍へと寄ってきて、描いていたそれをパッと手にして他の生徒達へと見せようと振り返った

「返してって！」

ごだい「いいじゃないですか！っていうか…これなんすか？馬？」

「もー！//恥ずかしいからみんなに見せないでいいの！」

山岡くんは背が高くて、上へとスケッチブックを持った手を伸ばされるとどうにも届かなくて、それこそ山岡くんのシャツを掴んでぴょんぴょん跳ねてそれを取ろうと試みる

それを他の生徒たちが見て笑ってて、ホント、バカにされてるかのよう

ガチャ

ごだい「いって！」

「わっ」

智「っと～…わりっ…って何してんの？」

「大野せんせっ」

かれん「…ごだい？」

そこに現れる大野先生と関さん

2人で何してたかは知らないけど、どこかに行ってたのは確かで…

それを知ってたからこそ絵を描いてたんだよね

いきなり現れたその瞬間、開いたドアに頭をぶつける山岡くん

その直後、持っていたスケッチブックが床へと落ちていく

智「…」

「あっ！だめっ！」

かれん「…プッ…何これ(笑)えっ…もしかしてこれ先生が描いたんですか？」

「////」

かれん「何これ～？馬？え、かわいいとも言えない絵なんですけど」

わかってる

下手なのはわかってる

だけどだからと言ってものすごく恥ずかしい

きっと笑われる

本当に絵を描いてる人たちの前で、あたしが描いた絵なんて、本当にただの子供の落書きみたいなものだから

だから思わず俯いてしまったんだ