＃103 暗いまま ページ8
ーside masakiー
「お疲れ様でした」ってみんなで挨拶して楽屋へと戻った
和「きったね〜な〜も〜」
翔「プハッ！すっげ〜顔！」
雅「マジで？」
智「すごいことになってるよ？」
潤「鏡みなよ(笑)」
どれどれって言って覗いた鏡
そこに映る俺は、まさに真っ白って顔してる
どうすっかな〜
このまま帰るのはちょっとな…
ﾏﾈ「シャワー浴びて帰ります？」
雅「あ〜うん。そうしたいかも」
ﾏﾈ「じゃ〜今日はスタッフのとこでいいですかね？」
雅「いいけどなんで？」
ﾏﾈ「ほら…他の特番で大御所さんが出演者の使っちゃってるらしくて」
雅「なるほどね〜。ま、別にどこでもいいよ。んじゃ〜ちょっくら行ってくる」
タオルと着替えを持って、一応勝手知ったるスタッフ用のシャワールームへ
電気も点いてないからと…
何も気にしないでドアを開けたのに…
「キャッ…！」
いきなり人にぶつかって、尻餅をつく
雅「…あれ…？Aちゃん？」
「…す、すいません…あ、あの…大丈夫ですか？」
雅「あ〜うん、全然(笑)ごめんね？って〜…あれ？俺電気点いてなかったから入ってきたのに…もしかして電気壊れてんの？」
そう思って近くにあったスイッチに触る
と、途端に中には明かりが灯された
「いや…あの…く、暗いほうが好きで…」
雅「…そうなんだ？」
暗いままシャワーなんて、きっとそんな理由じゃないよな
なんかしら…理由があるんだろうけど…
俺はそれはあえて聞かずに笑った
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2016年8月16日 0時
