＃101 またか ページ6
MDAの準備が進む
大きなセットを運ぶんだけど…
中には大量の白い粉が入ってて、ちょっと動かすたびに手についたりして、ちょっと嫌になる
自分が汚いのが…嫌い
こんなあたしなんて汚いんじゃないかって思っちゃうから
だけどその粉を落としてる暇なんて今はないから…
後でシャワールームへと向かうことを勝手に誓う
＊
＊
天の声「では…一斉に指を指してください」
「「「「「せーのっ」」」」」
今日のスペシャル収録での一番だめだったメンバーを決める
それがMDA
セットの上に立ったメンバーが、誰が粉の中に落ちるのかを決めるんだけど…
雅「あぁぁぁぁ…」
相葉さんに決まったみたい
それを聞いたあたしたちが、落ちた時の衝撃を受ける為のものを相葉さんの下へと集める作業をする
それをするのにも粉が飛び散るから、どんどん汚れてく自分が嫌で、気持ち悪くなりそうなのを必死で我慢した
＊
収録が終わっても、中々すぐにはシャワールームには向かえなかった
着替えるだけでいい
手を洗うだけでいいのに、それが出来ないのがもどかしい
ちょっとしたイライラが自身に発生しちゃってる
そんな時に限って…
「っ！」
沢野「…あっ、ごっめ〜ん」
わざとらしくあたしに向かって粉をかけてくる茜ちゃん
それを見てるまみこちゃんと共にｸｽｸｽと笑い合ってる
…またか…
飯野「おい！お前ら！」
寛太さんがすかざす怒ってくれたから、2人はすごすごといなくなる
飯野「大丈夫か？」
「まぁ…なんとか(笑)」
飯野「たくっ……今ならみんな忙しくしてるし…シャワールーム行って来い」
「…いいんですか？」
飯野「丁度良かったな？(苦笑)」
「…ある意味(笑)」
あたしが自分への潔癖なの知ってるから、こうやって気を使ってくれる
なんならあの2人に感謝しつつ…シャワールームへと向かった
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2016年8月16日 0時
