＃136 素直？ ページ42
潤「落ちついた？(笑)」
「はい(笑)」
松本さんの一言で笑いが止まらなくなっちゃって、あたしは隣であたしが落ち着くのを待ってくれてた松本さんに、「すいません」って謝った
潤「ま〜俺としては新鮮で嬉しかったよ」
「新鮮？」
潤「笑った顔見れたから」
「…あたしそんなに笑わないですかね？(笑)」
潤「まぁね(笑)でもま、へらへらしてるやつよりかは俺は好きだけどね」
「な//…らよかったです」
突然出た「好き」ってワードに、一瞬ドキってする
だけど普通の顔してる松本さんを見て、それがただの人間性の話なんだってすぐに頭の中で理解して、またスタジオの方へと歩き出した
＊
潤「そういえばいつにすっかな〜」
「え？」
潤「プリン食べるの」
「あ…」
潤「…忘れてただろ(笑)」
「ちょっとだけ(笑)」
だってあんまり本気にも捉えてなかったし…
潤「んで、しかも本気にしてなかったって？」
「え！！な、なんでわかるんですか！？…っあ…」
潤「顔に書いてある(笑)」
「うそ！！」
って思わず顔を掌で覆う
だけど書いてわるわけなんてなくて、クククって笑った松本さんを見て「もー！」なんて怒って見せた
潤「そういうとこ」
「？」
潤「そういうとこ素直だよな」
「…そ？ですか？」
潤「あぁ(笑)」
「よくわかんないです」
潤「ハハ！ほら、それも素直じゃん(笑)
「…ホントだ」
潤「ハハッ」
素直？なの？
そうなのかな？
そんなこと言われたの初めてでちょっとびっくりした
どちらかと言えば素直になりきれないで育ったしな…
それでも嫌な感じに捉われてないことが嬉しくて、素直に「また」って言って、松本さんと別れたんだ
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2016年8月16日 0時
