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＃130 手 ページ36
ーside junー
先にラーメンを食べ終わった2人
すぐに俺らも来たけど、マネージャーだけは替え玉まで頼んだことで、ちょっとだけ2人と話す時間があった
食べ終えて結んでた髪の毛を解いて、手首にそのゴムを戻した彼女の手が目に留まった
荒れてんな…
冬だしな…
乾燥もするか…
「あげる」って言って渡したクリームを、今度はちゃんと「ありがとう」って言って遠慮がちに手に塗った
その顔がちょっと微笑んでて…
また、嫌がられてないことに安堵する
飯野「お、こっちにもきた。いい匂い」
「はい(笑)すっごくいい香りです」
潤「喜んでもらえてよかった」
「本当に、助かりました」
潤「いーえ」
マネ「ごちそうさまでした！」
潤「おっせーよ(笑)」
マネ「すんません！つい(笑)」
飯野「じゃー俺らも帰るか」
「はい」
ごちそうさまで〜すって言って一緒に立ち上がる
そして出口で会計を済ませようとお互いがしてるから
潤「あ〜いいっすよ？俺のおごり」
「えっでも…」
飯野「やった〜！ほら、Aもこういう時は遠慮すんな！」
「…はい(笑)」
「出てて」って言って俺が会計をして店を出る
すると出口の所で「ありがとうございました」って頭を下げるAちゃんがいた
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2016年8月16日 0時
