交換 ページ12
会話をしつつ、いつの間にかお互いスケッチブックに真剣に向かっていた
そうしてるうちに
「できた！」
智「僕も」
持ってた鉛筆を置き、隠すようにスケッチブックを胸に隠すと、大ちゃんの方に体を向けた
「せ〜ので見せよっか？」
智「いいよ？」
「ふふ、じゃ…せ〜の！」
…
「わ…」
大ちゃんが書いてくれたあたし
…を見て…
思わず固まってしまった
「これが…あたし…？」
智「…うん」
「…」
智「ど？」
「すごい…本当にすごいよ…あたしじゃないみたい…」
智「んふふ。そんなことないって。僕からみたAさんはこんな風だよ…？」
「あたし…ちゃんと…」
智「え？」
思わず言いそうになった言葉を飲み込む
大ちゃんが書いてくれたあたしは…
柔らかく微笑んでて…自分でもびっくりするくらに楽しそうな表情をしてた
大ちゃんが一緒にいるから…？
そう、確かに大ちゃんと話始めてからのあたしはすごく笑えてるもん
＊
…
「これ…ほしい…」
智「ん、いいよ。あげる」
「本当！？」
智「んじゃ僕にはそれ頂戴」
「え？」
「それ」って言ってあたしが書いた絵を指さしてる
「え////む…無理だよ////こんな下手なのあげられないって」
そう言ってるのに…大ちゃんの綺麗な指が伸びてくる
智「僕のだけなんてずり〜じゃん」
「そうだけど…」
智「これがほしいの。いいでしょ？」
そう言って優しく微笑むから…
「うん」って答えてしまったんだよね
＊
気が付くと空はオレンジ色に染まり、多くのサーファー達もそろそろ帰ろうかっていう雰囲気に包まれていた
「そろそろ…帰らないと…だよね？」
智「あ、うん、だね。ここからだと家まで遠いんだ」
「あたしもだよ(笑)」
智「どこ？」
「都内」
智「一緒だ(笑)じゃ…一緒に…帰ろうか？」
うん…そうだよね、大体一緒なのはわかってる
でも…
「ふふ、一緒に帰りたかったな〜。でも…あたしはまだ帰れないの」
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さくらさく(プロフ) - ゆみ☆さん» ゆみ☆さん☆コメントありがとうございます(*^_^*)
二人の雰囲気を大事にしてるのでそう言って頂けると嬉しいです♪ (2014年12月6日 8時) (携帯から) (
レス) id: b3d64df613 (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - 美唯さん» 美唯さん☆夢中になっちゃうのが絵描きさんかなぁと(笑)
あたしも書く時は夢中になります(笑) (2014年12月6日 8時) (携帯から) (レス) id: b3d64df613 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ☆(プロフ) - 二人の雰囲気が好きです！幸せな時間を過ごせますように！ (2014年12月3日 23時) (レス) id: 117d8666ed (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - やっぱり主人公さん夢中になってましたか(笑)絵かくのに!!でも電気付いてなくて不安になってる大ちゃんも可愛い(笑)続き楽しみです (2014年12月2日 20時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - 美唯さん» 美唯さん☆微笑ましいかも(笑)かわいいよね♪ (2014年11月29日 15時) (携帯から) (レス) id: b3d64df613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらさく
| 作成日時：2014年10月17日 11時
