アクシデント2 ページ4
「連れてきたぞー！」
あの後俺が連れて来られたのはよく分からないホールの舞台裏？だった。
「ちょ、兄さん！？」
俺の手を引いていた小さい少年に兄さんと声をかける紺色？の男の子。
あれ？あの子……。
「ああ！！キミ “いずみいおり” くんでしょ！！」
俺キミのこと知ってるよ！
なんか知らないけどテンションが上がっていた俺は “いおり” くんの手を握り上下に振りまくる。
「まさかこんなところで会えるなんてなー！俺今すげー響いてるよ！！」
ハッハッハッ！！と意味もなく笑いまくる俺に辺りは困惑で溢れた。
「良かったな一織！お前のファンだって！！」
赤髪の少年が “いおり” くんの肩を笑顔で叩く。
だがしかし、
「ファン？
俺は自分のファンだぞ！！」
俺は別に “いおり” くんのファンではない。
「知りませんよ、そんなこと！！
そもそも貴方誰ですか！？」
「うっそ！？ “いおり” くん俺のこと知らないの！？
同じ学校だよ？テストではいつもキミの真下にいるよ？」
同じ学校ということも知らなかったのか、怒りながら俺の手を振り払う。
「え、じゃあ何で一織は知らないの？」
あっれー？赤髪君ってばそれ聞く？
俺が話そうとしたところで、灰色の髪のデッカイ男の子が前に出てきた。
「俺、あんた知ってる。
響可瀬理音だろ。」
「そう！何で俺のこと知ってるの？俺あんたのこと知らないよ」
記憶にねぇな！
そこで俺を連れてきた小さい子が俺の視界に入ってきた。
「なぁ頼む！俺達今困ってんだ！」
「え、何を？」
ごめんね。
俺いきなり連れて来られたからここが何処かも分からないし何でキミ達がそんなキラッキラな衣装を着ているのか分かんないな！
「ねぇジュースない？喉乾いたー！」
取り敢えず俺疲れたんだよね。
朝からずっとガキの相手して帰ろうとしたら走らされるんだから。
俺ってばモテモテ？
ついに来た？俺のモテ期！
まぁ俺は年中モテ期だけどね！！
「で？俺にどうしてほしいの？」
「それが______」
「おう！つまり俺が一時間客の相手してればいいんだろ！おっけー！任せろ！」
粗方話を聞いた俺は手を前に突き出しOKと丸を作る。
「……兄さん、凄く心配です。」
「え？期待してる？やだな〜テレる〜！」
迷惑そうな顔の “いおり” くんの肩をバシバシ叩きながら笑う。
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聖泉 - おもしろいです！更新、頑張ってください(^^)楽しみにしています！ (2017年2月3日 19時) (
レス) id: b0c24886c2 (このIDを非表示/違反報告)
うさP - 続きめっちゃ楽しみにしてます( ＾ω＾ ) (2016年12月5日 22時) (レス) id: 8820cb6c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春風 | 作成日時：2016年10月7日 17時
