４ ページ5
.
《我々は宇宙からやって来たエイリア学園なり》
映し出されたのは随分と流暢に話す宇宙人だった。
《お前達地球人に我らが大いなる力を示すため、この地球に降り立った。我々は野蛮な行為は望まぬ。お前達の星にあるサッカーという1つの秩序の元において逆らう意味が無い事を示して見せよう》
サッカーは秩序なんかでも、破壊の道具でもない。
「探知しました！発信源は奈良鹿テレビです！」
皆急いでキャラバンに乗り込み、奈良鹿テレビに向かった。
エレベーターで屋上に着くとあの禍々しいオーラを放つボールが。
円堂くんが宇宙人の名前を呼ぶ。
宇宙人は笑いながら降伏しに来たのかと問うが円堂くんは誰がお前達に降伏なんかするかと返す。
円「勝負だ、レーゼ！」
吉「白木さん、あなたはベンチよ」
私は無言でベンチに座る。
ショートパスで繋いでいく作戦が、どこまで通用するかな。
試合が始まり、ふと視線をずらすと。
…誰だ、あそこに立っている気味の悪い3人組は。
私がよそ見をしている間に早速豪炎寺くんがパスを奪われる。
そのままシュートへ。
円堂くんはシュートを見切れず1点目。
そこからどんどんエイリア学園に得点を許し、遂に10点目。
エイリア学園ボールを鬼道くんがカット。
エイリア学園のパス回し、これが攻略のヒント。
パスを貰った豪炎寺くんがシュートを外す。
再びボールをカットした鬼道くんからボールは風丸くんと豪炎寺くんへ。
しかしまたもシュートを外す。
あの3人組を見た？
ここで前半終了のホイッスル。得点は13-0。
鬼道くんからパスの攻略方法を聞いたメンバー達は後半へと意気込むが監督が甘いわね、とそれを制する。
秋「監督も気づいていたんですか？」
木野さんに対して見ていれば分かると答えた監督。
吉「ディフェンスを全てこのラインまであげなさい。せいぜい抜かれないことね」
この人は敵を作るような言い方しか出来ないのだろうか。
ちゃんと根底には考えがあるのに。
今の雷門に考えを汲み取れる人なんてほとんどいない。
いるとしたら鬼道くん、もしくは豪炎寺くんあたりだろうか。
後半が始まり、シュートを受け続ける円堂くん。
得点は31-0。
レーゼからアストロブレイクが放たれる。
円堂くんのマジン･ザ･ハンドでも防げなかった。
32-0で試合終了。
円堂くんは倒れ、エイリア学園は帰って行った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (
レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水月 | 作成日時：2019年4月2日 21時
