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音のした方を見て驚く。
「ジョングクくん…」
ジョングクくんが私を撮っていた。
「やっと会えたねヌナ」
ニコッと私の大好きな笑顔で彼は笑った。
ジニとウルも気づいて声を上げる。
「出た！ジョングク！」
「わあ〜なんかすごいイケメン」
「こんにちは」
ジニとウルの訳のわからない発言を無視して彼はぺこりと頭を下げた。
ジョングクくんの背後の女の子たちからの視線が痛い。
ここはあまりにも人が多すぎる。
「場所、移動しよ？」
「はい」
「あ、私たちはこれで〜」
「ごゆっくりー」
「「えっ」」
まさかの。
ジニとウルはキャーキャー言いながら後者の方へ駆けて行ってしまった。
これじゃさらに私たち目立つじゃん！
「い、行こうジョングクくん」
「あ、はい」
素直に彼は私についてくる。
あぁ、周りからどう見られているんだろう…。
恥ずかしい。
行くあてもなく、結局いつもの第一食堂へ。
今は14時だからそこまで混んでいないけど、いつも通り大勢の人がいる。
あまり目立たないように一番奥のはじの席へ。
「ここ初めて来ました」
「えっ、いつもどこでご飯たべるの？お弁当？」
「いつも第二食堂かコンビニです」
「なるほど〜。私はいつもここ。暇な時は絶対にここに来るの」
「へえ。じゃあ今度から俺もそうしよ」
それにしても。
茶髪の彼は新鮮だ。
春休みあたりから茶髪だったけど、今日は眩しい陽の光でいつもより明るく見える。
年下って感じがしなくて思わず俯いた。
「ていうかさっき、私の写真撮ってたでしょ」
「バレました？」
「バレてるよ！もう、なんで撮ったの。恥ずかしい」
「桜とヌナの組み合わせとか最高すぎて」
「や、やめてよ…」
普通に照れる。
「ヌナのこと探してぶらぶらしてたら見つけた」
「4日ぶり？だよね！久しぶり」
「うん。久しぶりです」
「どう？慣れた？」
「や、まだです…」
「友達はできた？」
「高校からの友達が一人…」
「新しい友達早く出来るといいね」
そういえばジョングクくんって人見知りだっけ。
可愛い。
「でも音楽研究部には入りました」
「えっ」
じゃあ、ユンギさんとも…？
「ユンギさんと、初めて会いましたよ」
私の心を見透かしたように、彼はニヤリと笑って見せた。
「そ、そうなの？」
「めっちゃ怖いあの人」
「ええっ」
「だって初めて会った時の一言『おまえがAの家庭教師してたガキ？』だよ？」
ゆ、ユンギさん！
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ソラン(プロフ) - kuniさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでもらえて光栄です^o^こちらこそ、ありがとうございました！ (2018年9月3日 23時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
kuni(プロフ) - 感動とドキドキをありがとうございました☆ (2018年9月3日 18時) (レス) id: 55aa09b952 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - まななさん» コメントありがとうございます^ ^最後まで読んでもらえて嬉しいです！これからも頑張ります〜！ (2018年8月31日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく感動しました！！ずっと、ドキドキもしてました笑いいトーリーですね！これからも頑張ってください！ﾌｧｲﾃｨﾝ！ (2018年2月18日 21時) (レス) id: edb3cec0d0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - てぃもさん» コメントありがとうございます！読み返してもらえるなんて感激です！！ (2018年1月3日 15時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年4月9日 1時
