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そして早くも次の日がやってきた。
私はと言うといつも通りお土産のお菓子を持ってジョングクくんの家のチャイムを鳴らす。
もう恒例化しているこの動作。
「あ、こんにちはヌナ」
「おめでとうジョングクくん！」
「ありがとうございます」
今日はソクジンさんではなくジョングクくん本人が扉を開けてくれた。
やっぱり合格したのは嬉しいんだろう。
笑顔がいつもより眩しいほど輝いている。
「今日はね、合格祝いも兼ねて、ホールケーキにしました」
「は！？まじで！？」
箱から取り出して見せてあげると、彼は目をクリクリさせて驚いた。
でもちょっと顔を近づけて匂いをクンクン嗅ぐ。
「ん〜。絶対美味しい匂いです」
「なにそれ」
「とりあえず冷蔵庫入れてきます」
「うん、ありがとう」
ジョングクくんがキッチンから帰ると、勉強机ではなくベッドに座ったからどきりとした。
「そ、そういえば家庭教師、もうやらなくて良いんじゃないの？」
「まあそうなんですけど、ヌナに会えなくなるじゃないですかそしたら」
「う、うん」
最近ずっとジョングクくんからそういう好意を示す言葉を聞いていなかった。
だからもしかしたらもう私に気がないんだと思っていた。
「ヌナが俺と関わらなくなったら、違う男に目移りしそうで怖いし」
「そ、そんなこと…！」
ないよ！
そう言いたい気持ちをグッと抑える。
だめだめ。
ジョングクくんと賭けたんだから。
私から「好き」は絶対言わない。
ジョングクくんとなんて付き合ってあげないんだから。
「ヌナ、良い加減俺のこと好きって言ってよ。付き合ってって言ってよ」
「ジョングクくん最近は新しい彼女とうまくいってないの？」
「はあ？もうスジンと終わってから誰とも一回も付き合ってないですから」
そういう言葉に弱い。
心が揺らいでしまう。
「そんなに俺が信用ならない女たらしのダメ男に見えるの？」
「うん」
「ええ…」
ジョングクくんがあからさまに肩を落とす。
可愛い。
好き。
「まあ家庭教師は続けてくださいね。大学合格しても高校生活はあるし」
「うん。わかってるよ」
「よかった。ヌナ、本当に俺以外の家庭教師とかしないでくださいね？」
「し、しないよ」
その言葉に安心したように柔らかくなる表情。
見とれるほど綺麗な顔をしている彼。
やっぱりモテるだろうなあ大学で。
不安しかない。
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ソラン(プロフ) - kuniさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでもらえて光栄です^o^こちらこそ、ありがとうございました！ (2018年9月3日 23時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
kuni(プロフ) - 感動とドキドキをありがとうございました☆ (2018年9月3日 18時) (レス) id: 55aa09b952 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - まななさん» コメントありがとうございます^ ^最後まで読んでもらえて嬉しいです！これからも頑張ります〜！ (2018年8月31日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
まなな - すごく感動しました！！ずっと、ドキドキもしてました笑いいトーリーですね！これからも頑張ってください！ﾌｧｲﾃｨﾝ！ (2018年2月18日 21時) (レス) id: edb3cec0d0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - てぃもさん» コメントありがとうございます！読み返してもらえるなんて感激です！！ (2018年1月3日 15時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年4月9日 1時
