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スキニージーンズと薄ピンクの五分丈のシャツ。
同じく薄ピンクのヒール。
カバンは黒のトートバッグ。
髪はポニーテール。
片手には割と高いクッキー。
よし。大丈夫。
深呼吸して前を向く。
心臓がバカみたいにうるさい。
震える手でインターホンを押した。
あまりに混乱していたせいで、インターホンは「ピポン！」と変な音になってしまった。
またやっちゃった…
冷静になれ冷静になれ。
もう一度深呼吸してドアが開くのを待つ。
どんどんどん、と足音が近づいてくる。
そして、
「あ、こんにちは」
「こ、こんにちは〜ぁ」
絶対ちゃんと発音できてなかった。
目の前にキラキラ光るイケメン。
どうしてこんなに目が大きいの？
髪はどんなケアをしたらこんなにサラサラになるの？
「あの、どうしたんですか？」
「えっ？」
「えっ？！」
「…？？」
「…？」
しん、と沈黙。
きょとんとする私に彼は突然吹き出した。
「ちょ、大丈夫ですか」
「だ、大丈夫ですよ？！」
「敬語やめてください、ヌナでしょ？」
「ヌナです」
「ならいいですって」
ヒーヒーお腹を抱えて笑うイケメンくん。
私は自分が笑われているということをぼんやり理解した。
なんでこんなに笑ってるの？？？
「とりあえず入ってください」
「あ、おじゃまします。おわっ！」
ガチガチに緊張していた私は玄関の低い段差に見事つまずいた。
「ええっ！？」
イケメンくんはまさか私がこんな所でつまずくなんて予想しなかったんだろう。
素っ頓狂な声を出して慌てて私を支えてくれた。
「だ、大丈夫ですか？」
「ごめん！本当にごめんね？！」
絶対私おかしい人だと思われた。
自分でもこんな人がいたら引くもん。
最悪。
第一印象って一番大事なんだよね？
ほんと最悪。
「ごめん、本当、緊張してて…」
「え？どうして？」
きゅるん、とした大きな瞳で私を見つめる。
やめてよ…
君のせいだよ…
「君がかっこ良すぎるから…！」
「えっ」
大きな目が更に大きくなる。
零れ落ちちゃうんじゃないかって心配になるくらいに。
「私こんなイケメンの知り合いいないし！」
「…」
「無理だよ！怖いよ！顔見れない！」
「っちょ、」
「なんで笑うの！？」
「ヌナおもしろすぎて…！」
なんでこんなに笑う顔が可愛いんだろう。
なんて優しそうな笑顔なんだろう。
眩しくて眩しくて、私には直視できなかった。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
