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今日のお菓子はマカロン。
ウルがオススメしてくれた。
「俺マカロン初めて食べます」
そう言ってジョングクくんはにっこり笑った。
恐る恐るつまんで、一口。
むぐむぐとしっかり味わって、ごくりと飲んだ。
「どう？おいしい？」
「めっっっちゃおいしいですっ！」
「よ、よかったー」
あまりにも真剣な顔で食べるものだから不味いんじゃないかと心配した。
ジョングクくんは食べかけのピンクのマカロンをひょいと口の中に放った。
私も黄緑のマカロンを食べてみる。
さすがウルのおすすめ。
めっっっちゃおいしい。笑
「そうだ、Aさん突然ですけど明日明後日って暇ですか？」
「土日？」
「はい」
「暇だよ？」
なんだろう？
土日も家庭教師頼みたいのかな？
「旅行に行きませんか？」
「…え？私が？誰と？」
「Aさんと俺で」
「えっ？！」
ジョングクくんがこくりと頷く。
「割と近場なんですけど、慶尚北道の方です」
「えっと、古都がある？慶州？」
「はい。今学校でレポート作ってるんです。
各々で好きなテーマで。
俺は新羅王朝について調べてるんです」
「だから慶州ね」
「はい。で」
「…」
「一緒に行きませんか？ダメ、ですか？」
うるうるした瞳。
ちょっと尖らせた唇。
上目遣い。
「い、いいよ？」
ぱぁぁ！とジョングクくんの顔が笑顔になる。
見えないはずのお花が背後に舞って見える…。
「ほんとですか！？やった！！！」
「う、うん、一応勉強なんでしょ？それ」
「はい！！」
「家庭教師だもん。手伝うよ？」
「Aさんありがとうございます！！！」
ぐぃっと掴まれた手。
ぎゅうっと握手された。
ゴツゴツしていて大き手。
18歳の男の子って、こんなに男らしい手をしているんだ…。
そう思った瞬間に突然彼を意識してしまってドキドキした。
旅行って、泊まるってことだよね？
しかも2人きり？
いいのかな？
付き合ってもいないのに…。
ていうか、
「ジョングクくん、なんで彼女と行かないの？」
なんで私を誘ってくれたんだろう？
もしかして、彼女より私を好きになってくれてるの？
「…あいつは行けないから」
「そう、なんだ…」
そっか。
なるほど。
私は彼女さんの代わりって事か。
そうだよね。
当たり前だ。
なんで期待なんかしてたんだろう？
じわりと涙が浮かぶ。
胸が苦しくてつらかった。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
