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「人を好きになるって、本能ですよ」
「ほ、ほんのう」
「俺はAさんと会った瞬間から何かを感じてました。俺はこの人を好きになる気がするって思いました」
ジョングクくんの言葉にドキドキする。
私も彼を初めて見た時。
ホソクの家ですごく驚いたっけ。
こんなにかっこいい子は見た事がないと。
私は明らかに顔からだけど…
そう思ったらすごく申し訳なくなった。
「私ほどよくブスだし。それに年上だし」
「ほどよくブスってなんですか。
それに俺は年上が好きですよ」
「そっ、そうなの？」
「はい」
ケラケラ笑うジョングクくん。
じゃあ彼女はなんなの！
ジョングクくんが高3で、学生の彼女と言ったら同級生か年下か。
ムッとしてジョングクくんを睨む。
「ジョングクくん、さっきから私に素敵な言葉をくれるけど、君は彼女いるんでしょ？」
「またその話ですか」
なにその反応。
ついカッとして、声を荒げてしまう。
「ジョングクくんって、そんな最低な男なの？
彼女とかキープとかたくさん作るの？」
「は、」
「私もその1人？」
次の瞬間、私の視界には天井しか見えなかった。
そして痛いほど抱き締められた体。
押し倒されたんだと理解するのに時間がかかった。
「Aさんだって、彼氏いますよね？」
「！」
「それなのに他の男にこんなことされて良いんですか？」
少し体を離してジョングクくんは私の顔を見てニヤリとした。
彼はすごくずるい。
私は明日別れる話をしようって、凄く思い悩んだのに。
「酷いよジョングクくん」
「抵抗しないくせに」
首筋に沿うジョングクくんの舌。
生暖かく、ぬめっとした独特の感覚。
ぞわぞわと全身が震える。
ゆっとりと彼の手が私の服の中へ侵入してくる。
私は彼が言った通りに抵抗できなかった。
だって好きなんだもん。
好きな人にこんなことされたら、抵抗なんてできない。
歓喜で体が震えている。
「そんな顔、誘ってるとしか思えませんよ」
「ちょ、」
「俺たちの関係なんてあんまり考えないでください。気にしないで。
俺が家庭教師に恋をして、離さないだけ」
また自分だけ悪者になる。
私だって、君が好きだよ。
だけどまだ伝えられない。
私はちゃんとユンギさんと別れてから、それから言うんだ。
「俺が何人も女を作るような酷い男だと思うなら、なんで逃げないんですか、Aさん」
彼の目はギラギラしていたけど、どこか悲しそうだった。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
