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憂鬱気味な昨日は終わり、今日がやってきた。
大学からバス停までの坂道をうかれて歩いていたら顔見知りに見られてしまってちょっと恥ずかしかった。
「うーん、何にしよう〜」
いつもジョングクくんの家に行く前に途中でお菓子を買って行く。
今日は少し奮発してケーキ屋さんに来てみた。
でも意外とケーキは高い。
美味しそうなのに限って高い。
「うーん…」
きょろきょろ辺りを見回すと、子供用の小さいケーキがおいてあった。
「かわいい！！！」
ねこ、いぬ、うさぎ、くま…
たくさんの動物のケーキ。
(ジョングクくんってなんとなーくうさぎっぽいよね〜)
私のは適当にクマにしておいた。
チョコレートだし。
「クマとうさぎください」
「ありがとうございます〜」
ジョングクくんはどんな反応を見せるだろう？
楽しみで浮き足立つ。
ピンポーン、といつも通りの音。
まだドキドキするのは変わらない。
でも前と違うのは、お互い好き同士って分かってること。
「Aさーーん。来てくれてよかった」
「こんにちはジョングクくん」
玄関のドアを閉めて中に入った瞬間、ぎゅっとジョングクくんに抱きしめられる。
「えっ」
「来てくれなかったらどうしようって思いました」
きゅん。
恥ずかしがっているのか、ちょっと拗ねたみたいな喋り方。
大きくて重いジョングクくんを支えることは難しく、私はよろよろと後ろによろけてしまう。
「重いよジョングクくん」
「ごめんなさい」
パッと体を離してバンザイするジョングクくん。
「今日のお土産はなんですか？」
「ケーキだよ。ちょっと小さめだけど」
「わ！やった。見たいです」
「あ、それはね〜食べるまでお楽しみだよ」
「ええー」
わちゃわちゃしながらジョングクくんの部屋へ。
掃除したらしい、前回よりも整えられていた。
見るからにわくわくしているジョングクくん。
素早くテーブルの前に座ってあらかじめ用意していたらしいお茶をコップに注いでくれた。
「はいどうぞ」
「ありがとう」
「ケーキください」
「はいはい」
子どもっぽい彼に笑ってしまう。
そっと箱からうさぎのケーキを取り出す。
「うわああああ！」
予想以上のテンションである。
フォークを持って食べる用意をしていた彼は、近くにあったスマートフォンを構えた。
「めっちゃ可愛い！」
「でしょ？」
私のクマとジョングクくんのうさぎ。
並べて写真を撮った。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
