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高校の時も中学の時も、同時に複数人の女の子と付き合う男の子がいた。
逆に色んなところで知り合った男達と付き合っている女の子も。
みんなチャラチャラしてて不良っぽくて。
表向きには友達がたくさんいる感じだけど、実際は陰口を言われていた。
ジョングクくんもそんな子なんだろうか？
確かにそういうことをしていた男子はイケメンばっかりだった気がする。
ジョングクくんって私が知ってる中で一番かっこいいし。
やっぱり高校での彼女とは別に、何人か彼女がいたりするのかな？
(だとしたら私って何人目？)
(もしかしたら遊ばれてる？)
そんなことを考えてたら、やっぱり家庭教師なんてやめておけば良かったと後悔した。
もしそうだったとしたらどうしよう？
すごく悲しい。
涙が滲む。
「A〜？」
「！？え、ウル？授業は？」
「何言ってるのー？もう終わったよ？」
「えっ！？」
じゃあ授業はじまるじゃん！
溢れそうだった涙を拭って慌てて立ち上がる。
授業に間に合わない！
「あっ、待ってよA！」
ウルが何か言いかけていたけれど、授業の方が優先。
周りの目を気にせずに走った。
「えっ、、うそ」
休講。
まさかの休講。
鍵のかかった教室の目の前で呆然と立ち尽くす。
私っていつもそうだ。
何も知らない。
バカだ。
ジョングクくんのことも、何も知らない。
彼女を見たことさえない。
さっき引っ込んだはずの涙がじわじわ溢れてくる。
無知な自分がムカつく。
こんなことで泣いちゃう自分がバカらしい。
(今日はうまくいかないなぁ…)
自嘲気味に笑った。
ぐすぐすと涙を拭って食堂に行こうとした足を止めた。
今こんな泣き顔でたくさんの人が居る所になんて行けない。
とぼとぼと歩いて来たのは大学近くのコンビニ。
私は今日、もう授業がない。
とても暇。
でも行くところもない。
一人暮らしの暇な時間は本当に暇だと思う。
何もすることがないし、無駄遣いもできない。
お金のない私はコンビニで雑誌を立ち読むくらいしかできないのだ。
毎月買っているファッション雑誌を開く。
今月は好みの記事がないから買わなくてもいいかなあ。
コンビニに数人の高校生が入ってくる。
わーわー騒いで周りを気にしていない様子。
ゴム売り場できゃっきゃっと女の子たちが騒いでいて、一緒に来ていた男の子たちがそれをからかう。
(ジョングクくんもこんなことしてるのかな…)
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
