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「ねえねえ、しょっぱいもの食べたくない？」
先ほどのケーキとオレンジジュースの事を考えていて思いついた。
今日はちょっと勉強重視だし、息抜きもいいよね。
「私暇だし、近くのコンビニで買ってくるね〜」
「なら俺も行くよ」
ナムジュンはそう言って立ち上がった。
その時、ジョングクくんは私たちを驚いた様子で振り返った。
そうだよね、一人にするのはちょっと…。
「ジョングクくんも、一緒に行く？」
ジョングクくんは机に向き直ってしまった。
「…2人で行けばいいじゃないですか」
「…そっかあ。じゃあ、行ってくるね」
彼の表情は私からは見えない。
でもちょっと怒ってる？
声にトゲがある気がして不安になった。
「行くぞ〜A」
「えっ！あ、うん」
すでに部屋から半分出ているナムジュン。
慌てて追いかけようとした時、服の裾を引っ張られた。
「っわ、」
「Aさん」
ジョングクくんだ。
「ど、どしたの？」
「…なんでもないです」
「え、」
「僕シュークリームがいいです。
いってらっしゃい」
「うん…」
しょっぱいものじゃないけど、いいか。
とぼとぼコンビニまでの道のりを歩く。
ジョングクくん今日元気ないって言うか、機嫌悪いなあ。
どうしたら良いんだろう。
なにかあったのかな？
なにかしちゃった？
「あいつ分かりやすいな」
「？」
「ジョングク」
「なに？」
「分かんないならいいよ」
ナムジュンはククッと笑った。
ナムジュンも気づいてるって事だよね。
ジョングクくんがご機嫌斜めなこと。
でも理由まで知っているのか、さっきからクスクス笑っている。
これだからジョングクくんは怖い。
なにを考えているのか分からないし。
ナムジュンがいてくれても結局変わらないのか…。
コンビニから帰ると全ての課題を終えてスマートフォンをいじるジョングクがいた。
「早かったですね」
さっきよりは機嫌が良いみたい。
「はいシュークリーム」
「ありがとうございます」
課題の丸つけをするために今度はナムジュンが机に向かって黙々とペンを動かしている。
邪魔しないように私はまたカーペットの上で体育座り。
その隣になぜかジョングクくんが現れた。
「ここ良いですか？」
「いいよ」
「はい」
「あ、ありがとう」
シュークリームを少しちぎって私にくれた。
ちゃんとクリームもくっつけて。
恐る恐る受け取ると、ジョングクくんは私の大好きな笑顔になった。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
