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「Aさん元気ないですね？」
「え？そう？」
気がつけばすぐにやってきている家庭教師の日。
悩みなんて今までなかった私に出来た最大の悩みの大元。
ジョングクくんが首を傾げて私を見る。
「具合悪いんですか？」
「そんな事ないよ！大丈夫」
「ほんと？」
そっとおでこに置かれた彼の手。
えっ。
驚きすぎて心臓が止まるかと思った。
身を固めて視線を泳がせる。
「熱くないですか？」
「えっ、そんなことない」
きっと君といるから体温は上昇してるんだと思うよ！
なんて言えない。
ドキドキドキドキ、心臓がうるさい。
「私、平熱高いもん！」
「そうなんですか」
嘘だけど。
それで納得したのか、彼はやっとおでこから手を引いた。
その瞬間に力が抜ける。
あ、あせった。
突然の接触とか。
私には刺激が強すぎるよ。
「そう言えばAさん、この前コンビニの前で見ましたよ」
「あ、わかる！会ったよね」
どうやらジョングクくんも気づいていたらしい。
私が笑うと反対に彼は口を尖らせた。
「なんで話しかけてくれなかったんですか？」
そ、そんなこと言われても。
今度は私がムッとする番だ。
「だってジョングクくん友達たくさんに囲まれてたじゃん。楽しそうに」
「だからなんです？」
大きな目に力が入る。
「や、邪魔しちゃ悪いなあって」
「邪魔なんかじゃないですよ」
「だって…」
だって、女の子と仲よさそうだったし。
そう言いそうになって慌てて口を紡ぐ。
これじゃまるで、
嫉妬して、
彼に恋してるみたいじゃない。
「だって？なんですか？」
「だって、、い、急いでたから」
「ふーん」
頬杖をついて、彼は考えるように開いているノートを眺めた。
途端に静まり返る部屋に困惑する。
沈黙って苦手。
「Aさん俺のこと嫌いなの？」
「え？！なんで？そんな事ないよ」
「ならいいけど」
ニコッとまた笑ってくれた彼に安堵する。
帰り道、星空を見上げながら考える。
ジョングクくんのこと。
彼って分からない。
ちょっと怖い。
最近考えるのはずっとジョングクくんのこと。
彼のことをもっと知りたい。
何を考えてるの？
私には分からないから、すっごく不安。
「あれ？Aじゃん」
「え！？あれ？ユンギさん！？」
目の前から現れたのはまさかのユンギさんだった。
コンビニに行っていたのか片手にスマホ、片手に買い物袋。
私は思わず駆け寄り、抱き着いた。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
