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大学からの帰り道、たまたま通りかかったコンビニにジョングクくんの姿を見つけた。
「どうしたのA」
一緒にいたウルが不思議そうに首を傾げた。
私はそんなに彼を凝視していただろうか？
「今ホソクのいとこの家庭教師してるじゃん？その子がいる。あのコンビニ」
信号を渡って反対側の歩道を歩きながら指差した。
ジョングクくんは複数の友人らしい人物たちに囲まれて楽しそうに笑っている。
中には女の子もいた。
女の子の一人が軽くジョングクくんに触れる。
その瞬間、なんだかもやっとした。
「えっあの子？イケメンだね」
「でしょ？！」
「Aすごい食いつき」
ウルが苦笑いする。
「私あの子の顔ファンだから」
「顔ファンて」
「だってかっこよすぎじゃない？いつもドキドキしちゃうよ。今だってもう、」
その時、ふとウルの顔を見ると目を大きく見開いて驚いていた。
言葉を失ったようにポカンとしている。
「A、好きなの？」
「ジョングクくんを？」
「うん」
「す、、」
好き？
好きなの？
それはこっちが聞きたい。
ただのファンだもん。
あれ？ファンってことは、好きってこと？
でも何故か「すき」と言えない。
言ったらダメな気がする。
変に焦って言葉が出なかった。
その時一番に思い浮かんだのはユンギさん。
恋人。
「A…？」
「私が好きなのはユンギさんだよ？」
「だよね」
安心したように笑うウルを見て私もなぜかすごく安心した。
そうだよね。
私が好きなのはユンギさん。
ドクドクと妙に心臓がうるさい。
振り返るとコンビニからちょうどジョングクくんが友達と出てくるところだった。
楽しそうに笑ってる。
人見知りじゃなかった？
友達少ないとか言ってなかった？
というか、モテるねやっぱり。
両脇に可愛い女の子。
ショートパンツから伸びる美しい細い脚と、痩せているくせに大きい胸。
高校生に見えないくらい大人っぽい女の子たち。
なぜか悲しくなって泣きそうになった。
すごく悲しかった。
私はそんなに脚を露出できない。
自信ないし。
痩せてもない。
ダイエットしなきゃって思っても続かない。
なのに胸も平均くらい。
顔だって…。
あんなに可愛い子たちに日々囲まれている彼に、私はどんな風に見えていたんだろうか？
もっと可愛い子が良かった、とか？
太ってるな、とか？
なんでジョングクくんの事になると、私はこんな風になっちゃうんだろう。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
