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話の合間、ふと時計を見てギョッとする。
「わっ！もう1時間経ってる！」
私はイケメンくんに勉強を教えに来たのに！
家庭教師なのに！
「ご、ごめんね？全然勉強してないや！」
慌てて勉強を始めようとしても、勉強するのは私ではなくて彼。
私はただきょろきょろするしかなかった。
「えっーと、、？ジョングクくん？勉強…」
やんわり促すと目をパチクリさせた。
「ああ。俺大丈夫です」
「え？」
「聞いてないですか？」
「…なに？」
「俺、家庭教師って言っても、ただの喋り相手が欲しいだけなんですよ」
にこーっと笑うジョングクに開いた口が塞がらなかった。
「勉強は教えてもらえたらちゃんとしますよ。
でも基本的にはおしゃべりとかしたいんです。
ナムジュンさんもそうでした。
俺と色々熱く語ったり遊んだりばっかりしてましたよ」
「…そうなの？」
「はい。
だからAさん、そんなに勉強勉強言わないでくださいね？勉強嫌いなんで」
「受験大丈夫なの！？」
「最初のうちにナムジュンさんから叩き込まれたんで」
「…ええ」
私用無しじゃない？
ただのおしゃべり相手？？？
私の微妙な反応を見てジョングクくんは眉を下げて微笑んだ。
「俺、人見知りで…。
あんまり友達いないんです」
「えっ」
意外。
「色んな人といっぱい話したいこと、やりたいことたくさんあるんですけど、なかなか出来なくて」
「そうなんだ…」
「だからこうやってAさんと知り合えて嬉しいです。新しい友達ができて」
年相応の可愛らしい笑顔を向けられて私は言葉を失った。
なんて可愛いんだろう。
「ヌナの友達って初めてです」
「ええっ意外」
「どうして？」
「年上にモテそう」
「あー…それ友達じゃないじゃないですか」
「そっか」
ってことはモテるのね。
当たり前か。
こんなイケメンくん滅多にいない。
私こそ彼に出会えて嬉しかった。
友達に「イケメンの友達」を紹介出来るからね。
「イケメンの友達」って割と自慢話しに出来るよね？
「今日は初日だし、もっとAさんを知りたいです」
にこっ。
…心臓に悪い。
いちいちドキドキする。
イケメンに耐性ないって言ったのに…！！
つらい！苦しい！
「どうしたんですか？」
「なっ、なんでもないよ！」
どうやら顔に出ていたみたい。
首を傾げて、おどけて笑ってみせる彼がとってもキュートだった。
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ソラン(プロフ) - かんなさん» コメントありがとうございます〜！テヒョンの作品も読んでくれたんですね(;o;)嬉しいです！更新は遅くなってしまいますが、これからも頑張ります！！ (2017年4月4日 1時) (
レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 今までのテヒョンのお話も大好きで読んでいました。ソランさんの作品はキュンとしてすごく切なくて引き込まれます。これからも楽しみにしています。頑張ってください(*^^*) (2017年4月3日 0時) (レス) id: 7593378807 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！本当ですか〜！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - しーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜(;o;)お気遣い感謝します！これからも頑張ります！ (2017年3月28日 23時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
みい - やばい。めっちゃキュンキュンする。 続きが楽しみです！ (2017年3月28日 19時) (レス) id: aeaf7211ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年3月6日 14時
