「あまりにも年下の彼＋」05 ページ5
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「疲れた？シャワーしてきたら？」
Aちゃんが用意していたバスタオルと俺の着替えを持ってきた。
「Aちゃんは？」
「もう入ったよ」
いつもならもっと遅くに入るのに、今夜は既に入ったらしい。
髪も乾かしてあるから、結構前に入ったのかな？
「Aちゃん今日仕事早く終わったの？」
「うん。だから早く帰ってきたの」
「そうなんだ！よかったね」
だから元気なのか！
よかった！！
「じゃあ行ってきます！」
「はーい、いってらっしゃい」
ちょっとの間、Aちゃんとお別れ。
バスルームに入って熱いシャワーを浴びるとドッと疲れが出てくる。
そういえば、Aちゃん早く仕事終わったんなら今夜はAちゃんの作った夕ご飯が食べれたかもしれなかったのに…
もったいないことした。
シャワーを終えてリビングに行くと、ソファーでテレビを見ながら笑うAちゃん。
笑顔を見ただけで俺も幸せな気分になる。
「あがったよ」
「あ、おかえり〜」
Aちゃんの隣に座る。
お風呂上がりのコーラは格別だ。
「飲む？」
「ううん。私はいらないよ」
「美味しいのにー」
「炭酸そんなに好きじゃないしー」
いつも通りのAちゃん。
やっぱり仕事が原因だったのかな。
「あ、あのね」
「ん？」
隣でもじもじするAちゃんはどこか嬉しそうだ。
「テヒョンくんにお知らせがあるんだけど」
「えっ！なに！？」
「今ちょっとお時間よろしいですか？」
「いいですよ？」
俺にさり気なく寄り添って、にこにこ笑うAちゃんが可愛い。
「妊娠したんだ」
「えっ！？！！！！！！？」
えっっ！？！！
思わず持っていたコーラのペットボトルをその場に落とす。
「うわああテヒョンくん！！コーラ！！開いてるのに！」
「えっ！！？待ってAちゃん！！」
「コーラ！拭かなきゃ、ちょ、布巾…」
「赤ちゃん出来たってことだよね！？！」
「そうだよ！！」
「男の子！？！！女の子！？！！！」
「いや、まだ分からないよ！！！」
「やったーーー！！！！」
やった！
俺とAちゃんの赤ちゃん！
俺とAちゃんの子ども！
ずっと前から夢だった。
素敵な奥さんとたくさんの子どもたちに囲まれて過ごすこと。
幸せな家庭を築くこと。
やっとその夢が全部叶う。
「ありがとう〜！Aちゃんありがとう！！」
しっかりAちゃんを抱きしめた。
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年5月14日 21時
