「あまりにも年下の彼＋」12 ページ12
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日曜日の朝。
田舎の朝はすごく寒い。
だから布団から出たくない気持ちがむくむくと湧いて来る。
「テヒョンくん起きなって〜」
「んーー」
「昨日遅くまでゲームなんてしてたからだよ！」
「怒らないで〜」
俺の肩を揺する手の甲にキスをしようとしたら逃げられた。
朝のAちゃんって怖い…。
「ヒョーン。朝ごはん食べないの？」
「食べる」
眠そうなジョングクが顔を出した。
起きなきゃ。
俺の可愛い弟。
むくりと起き上がるとAちゃんは不満そうな顔をした。
「テヒョンくんってジョングクとデキてるの？」
よくAちゃんそれ言うけど…。
俺の奥さんのくせに変なの。
「Aちゃん、今日ジミナ家に呼んで良い？」
「うん。報告しなきゃね」
「そそ。ジミナには早く報告したいし」
なんかジミナってAちゃんのこと狙ってそうだし。
いや、Aちゃんは俺と結婚してるから奪える事はまずないけどさ。
見る目がなんか怪しい。
職場も同じだし。
絶対にジミナはAちゃんを特別視してる。
だから早く報告しなきゃね。
「ヒョン何時に出るの？」
「んー10時には出る。ジミナに会うから」
「お！ジミニヒョン。ジミニヒョンによろしく伝えといて」
「おっけ」
以前からジョングクの話をジミナにしていたせいで、結婚式で2人は友達になったらしい。
俺のジョングクなのに…！
最近カトクもし合ってるし、2人で出かけたりもするくらい仲良くなったみたい。
なんだか悔しい。
朝から珍しく元気なAちゃんはいつも通りご飯を食べていた。
安心。
最近全然食べないから…。
「Aちゃんトマトあるよ。いる？」
サラダに入っていたトマトをAちゃんにプレゼント。
「ありがとう」
本当はトマトあんまりすきじゃないからただ食べて欲しかっただけだけど…。
妊娠してからトマト大好きになったAちゃん。
イタリア料理とか好きになりそう。
ぼんやりそんな事を考えているうちに朝食は終わり、だらだらと過ごして10時近くになってしまった。
「じゃ、そろそろ行こうか？」
「うん」
中庭でノラ猫を撫でていたAちゃんが振り返る。
なんて可愛いんだろう。
俺、Aちゃんと結婚したんだ。
って、ふと実感して改めて思うことがある。
なんだか幸せがくすぐったい。
手を握る。
Aちゃんの小さな手を自分の手で包むのが好き。
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優桜(プロフ) - 更新してくださって本当にありがとうございます(T ^ T)そして完結おめでとうございます！！2人が幸せになれてとっても嬉しいです…！！ソランさんの新作楽しみにしてますね！ (2020年12月7日 17時) (
レス) id: bc64499760 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - 皆さんお待たせいたしました！本当に長いことお待たせしてしまい、大変申し訳ないと思っております…(T ^ T)全部書き切ることができてスッキリしました！またちょっとお休みして、新作も書き進めて行けたらなと思います。ですのでまたいつかお会いしましょう〜 (2020年12月7日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
うみ - この作品、一番好きだったので続編とても嬉しかったです。ほんとにキュンキュンします。テテカッコ良すぎです！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 7時) (レス) id: 8e28afa81e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 両作品とも、ほんとに大好きです(;Д;)(;Д;) (2017年9月27日 16時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
どぅぶ - キュンキュンしすぎて死にそうです。大変ですが更新頑張ってください!! (2017年9月11日 2時) (レス) id: 1b67b0d428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年5月14日 21時
