「あまりにも年下の彼＋」02 ページ2
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家に帰ってもいつもAちゃんはいない。
お仕事。
だから俺がご飯を作ってあげる。
たまに俺の方が遅くなると、たくさんご馳走を用意して待ってくれているAちゃん。
そんな時、めちゃくちゃ嬉しくなる。
だから俺もAちゃんのためにいつも美味しい料理を作って待っている。
大切な人のために作る料理って楽しいよね？
「ただいまー…」
「あ！おかえり！」
ちょうど料理が完成した頃、玄関のドアが開いた。
「今日はAちゃんの好きなキムチたっぷり味噌ラーメンだよおー！」
「やったー…」
やっぱり。
今日も元気ない。
本当に心配だけど…。
「疲れたあああ…もうやだよ」
「Aちゃん…」
Aちゃんが弱音をこぼすのは本当に珍しい。
驚いて駆け寄るとポロリと涙をこぼした。
さらに驚く。
Aちゃんがつらくて泣くことなんて、本当にないことだから。
「やだよ。最近失敗ばっかりだし、大きい仕事任されても私には無理だよ。そんな才能ないよ」
「どうしたの？なにかあったの？」
「テヒョンくん〜〜」
号泣しながら俺に抱きつくAちゃん。
こっちも悲しくなってぎゅっと抱き締める。
「大丈夫。Aちゃんは大丈夫だよ」
「無理だよ、怖いよ仕事…」
「Aちゃん…」
こんなAちゃん初めてだ。
どうしよう？？
こんな時どうしたらいいの？
いつもなら「大丈夫だよ」って頭を撫でてあげると元気になっていたのに…。
今日は全然泣き止まない。
むしろしがみついて離れない。
「そんなに最近忙しいの？？」
「…ううん。違うんだよ。いつも通り。なのに私変なんだ…。新人の時みたい」
「そうなの？」
「うん…。失敗するしやる気出ないし、何をやっていいかも分からないみたいな…。とにかく不安でいっぱいで…」
「うんうん」
ぽんぽんと背中を叩いてあげると、ちょっと落ち着いたのか涙を拭いて俺の顔を見上げた。
「Aちゃん、とりあえずご飯たべよ？それで早く寝ちゃお？」
「…うん」
あーあ。
また今日もえっちナシか。
まあ全然いいんだけどね。
我慢できるし、うん。
それよりも心配すぎて俺がどうにかなっちゃいそう。
俺はまだ保育園の先生の卵。
新人だ。
もう何年も仕事をしてるベテランなAちゃんの悩みは分からない。
どうにかしてあげたい。
でも分からない。
もどかしい。
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優桜(プロフ) - 更新してくださって本当にありがとうございます(T ^ T)そして完結おめでとうございます！！2人が幸せになれてとっても嬉しいです…！！ソランさんの新作楽しみにしてますね！ (2020年12月7日 17時) (
レス) id: bc64499760 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - 皆さんお待たせいたしました！本当に長いことお待たせしてしまい、大変申し訳ないと思っております…(T ^ T)全部書き切ることができてスッキリしました！またちょっとお休みして、新作も書き進めて行けたらなと思います。ですのでまたいつかお会いしましょう〜 (2020年12月7日 12時) (レス) id: 8103dd882b (このIDを非表示/違反報告)
うみ - この作品、一番好きだったので続編とても嬉しかったです。ほんとにキュンキュンします。テテカッコ良すぎです！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 7時) (レス) id: 8e28afa81e (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 両作品とも、ほんとに大好きです(;Д;)(;Д;) (2017年9月27日 16時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
どぅぶ - キュンキュンしすぎて死にそうです。大変ですが更新頑張ってください!! (2017年9月11日 2時) (レス) id: 1b67b0d428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン
| 作成日時：2017年5月14日 21時
